みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
天井からぽたぽたと水滴が落ちてきたら、雨漏りだと思いますよね。
でも、雨漏り調査補修に行くと、たまに雨漏りではないことも。
調べてみると実は設備からの漏水だった事例をご紹介いたします。
「雨漏りしているので直してほしい。」
大雨だった翌日にご依頼をいただきました。
「雨漏りしているので直してほしい。」とのことで、現場に伺いました。
床が水滴によって変色していました。
このような変色まで行くには、かなり前から雨漏りしていると予想しました。
症状がハッキリしていると原因は比較的見つけやすいです。
どこから雨漏りしているのだろうとあれこれ考えながら、まずはすぐ上の天井上、小屋裏へ入りました。
サーモグラフィで調べます。
小屋裏から屋根板を赤外線サーモグラフィで撮影しました。
大雨の翌日だったので、雨漏りの反応があるはずです。
しかし、屋根板をくまなく撮影しましたが、雨漏りの形跡を示す温度変化がありませんでした。
あれ・・・?
床が変色していたので、常時雨漏りしていると推測し、昨日の雨ならすぐわかると思っていたのですが、全く外れました。
懐中電灯を使い、目視でも屋根板をしっかり観察しましたが、異常は見当たりませんでした。
これは直感的に「むずかしい物件だなー」と思いました。
手がかりを探すためにくまなく観察します。
そこで、周辺をくまなく観察してみると小屋裏に設備の配管がありました。
配管からの水漏れの可能性もあるので、配管部分を暗い中でしたが、よ~く観察しました。
ビンゴ!でした。
バルブの部分から若干の水垂れが確認できました。
配管からの水漏れ
この水垂れは少量なのですが、常時、ポタッ・・・ポタッ・・・と床に落下していたため、床が変色するまで至ったと思われます。
お客様が天井からの染みや水滴を「雨漏り」と「設備の漏水」に区別することはかなり難しいです。
若干のヒントとしては、通常の雨漏りでは、雨が止んだ翌日まで雨漏りし続けることはないと思います。
雨の翌日も水漏れが止まらない場合は、「設備の漏水」を疑ってくださいね~!
ただ、お客様が心配なのは家の雨漏りだと思いますので、まず、雨漏り調査を依頼することでいいと思います!
まとめ:「雨漏り?」「水漏れ?」 まずは、雨漏り調査を依頼しましょう!
天井から水滴が落ちたら、まずは雨漏り調査を依頼しましょう!
ただ、ごくまれに「設備からの水漏れ」が原因の場合もあります。
そんな場合は、設備屋さんが直すことになります。
もったいないのは、あまり調査もしないで、雨漏り業者さんが当てずっぽうで補修してしまうことです。
原因が設備の漏水なのに、雨漏り業者の感で、外装を補修しても絶対直らないですからご注意くださいね!
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