図解 屋根に関するQ&A
よく聞かれる屋根への質問にわかりやすくお答えしています。
Q:マンサード屋根ってなに?~Q091~
A:棟際の勾配が緩く、軒側の勾配が強い形状の腰折屋根(こしおれやね)のこと。屋根面が2段となっているもの。屋根裏部屋の天井を高くし、広い空間を確保できる利点がある。住宅の屋根では、不具合リスクの高い屋根形状とも言える。
実際の屋根はこんな感じ。
写真のように、屋根面の勾配(こうばい・角度)が2段となっている。上側が緩勾配(かんこうばい)、下側が急勾配(きゅうこうばい)である。
都市部などの狭小地で、見かける屋根と言える。
北側斜線(日陰の影響)を考慮するからかな?
どんなリスクがあるの?
腰折れ部の雨漏り・・・
腰折れ部の施工は複雑となる。
各種屋根葺き材によって、施工手順が異なるので、職人泣かせの屋根形状。(できれば、避けたい・・・)
換気不良による結露発生・・・
小屋裏(こやうら)(屋根裏)空間を部屋として使用する場合、傾斜天井(けいしゃてんじょう)となり、屋根断熱(やねだんねつ)となる。
屋根通気を行わないと結露が発生しやすい。
腰折れ部の通気スペースの連続性が取りにくく、不具合が発生した事例がある。
お伝えしたいこと。
複雑な屋根は、雨漏り・結露発生のリスクが高くなります!
マンサード屋根の場合、腰折れ部の設計・施工にご注意ください!
屋根に関して、わかりやすく図解でご紹介しています!
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