マンサード屋根ってなに?【屋根の形状5】

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図解 屋根に関するQ&A

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Q:マンサード屋根ってなに?~Q091~

A:棟際の勾配が緩く、軒側の勾配が強い形状の腰折屋根(こしおれやね)のこと。屋根面が2段となっているもの。屋根裏部屋の天井を高くし、広い空間を確保できる利点がある。住宅の屋根では、不具合リスクの高い屋根形状とも言える。

 

実際の屋根はこんな感じ。

写真のように、屋根面の勾配(こうばい・角度)が2段となっている。上側が緩勾配(かんこうばい)、下側が急勾配(きゅうこうばい)である。

都市部などの狭小地で、見かける屋根と言える。

北側斜線(日陰の影響)を考慮するからかな?

 

どんなリスクがあるの?

腰折れ部の雨漏り・・・

腰折れ部の施工は複雑となる。

各種屋根葺き材によって、施工手順が異なるので、職人泣かせの屋根形状。(できれば、避けたい・・・)

換気不良による結露発生・・・

小屋裏(こやうら)(屋根裏)空間を部屋として使用する場合、傾斜天井(けいしゃてんじょう)となり、屋根断熱(やねだんねつ)となる。

屋根通気を行わないと結露が発生しやすい。

腰折れ部の通気スペースの連続性が取りにくく、不具合が発生した事例がある。

お伝えしたいこと。

複雑な屋根は、雨漏り・結露発生のリスクが高くなります!

マンサード屋根の場合、腰折れ部の設計・施工にご注意ください!

 

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