工事の概要
サッシ、外壁、屋根の取り合い部からの雨漏り 部分修理で完了
工期:3日間
築年数:40年
サッシ、外壁、屋根の取り合い部からの雨漏り 部分修理で完了
1階天井から雨漏りしているとご相談いただきました。
伺ってみると2階サッシ、屋根、壁の取り合い部で雨漏りしていました。
古い日本家屋はサッシまわりが木製枠となっている高級な仕様となっています。
サッシの木製枠、木製の外壁材、土壁と昔ながらの仕様は経年により風雨が浸入することがあります。
外壁にコーキングなどを使用していない場合もあります。
木製の外壁材を保護するために、塗装したとしても雨漏りに対してはほとんど関係ありません。
木製の材料は経年で変形して隙間が発生している部分がありますので、どこから浸入しているかを探すことで、部分修理することができます。
簡単に、工事の様子をご紹介します!
工事内容
雨漏り調査前
1階天井から雨漏りしており、天井材は雨染みやカビが発生していました。
この上は2階サッシ、外壁、屋根の取り合い部があり、原因箇所が複数考えられるので散水調査を行うこととしました。
散水調査前の赤外線サーモグラフィ調査の熱画像です。
雨染み痕の部分は完全に乾いていました。
散水調査
散水調査によって、浸入箇所をしぼり込むことにしました。
屋根と壁の取り合い部を散水しました。
⇒漏水なし
サッシと壁の取り合い部、壁と手すりの取り合い部を散水しました。
⇒漏水なし
サッシ、壁、屋根の取り合い部を散水しました。
⇒漏水あり
雨染みの場所が漏水による温度低下を示しました。
散水調査の結果、サッシまわりの木製枠と外壁の取り合い部、屋根の水切り付近に隙間があり、ここから浸入していることを確認しました。
工事中
2階窓についていた手すりを外し目視した所、⇒部分に隙間を確認しました。
木製枠が乾燥して反りが発生しており、外壁との隙間が発生していましたので、木製枠を板金でおおい雨水浸入を防ぐ仕様に改良しました。
板金の周辺はコーキング処理して隙間をなくしました。
内装工事
雨漏り修理後、雨が降っても雨漏りしないことを確認してから天井も部分補修しました。
幸い木下地は腐っていなかったので、天井材のみの交換となりました。
同じ柄の天井材はありませんでしたが、なるべく近いもので補修しました。
サッシ、外壁、屋根の取り合い部からの雨漏り修理のビフォーアフター
工事前:サッシまわり
工事後:サッシまわり
工事前:天井
工事後:天井
雨漏り調査をしっかり行うことで、部分補修が可能となります。
天井の改修はなるべく外の補修後、時間を置いてから修理しました。
雨漏り修理は再発のリスクが常にあるため、慎重に行うことをオススメします。
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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