こんにちは〜。
屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。
住宅の性能が居住者の健康に及ぼす影響についての講演会を聞きました。
以前、健康住宅について調べたときに、慶應義塾大学理工学部の伊香賀先生がいろいろな研究をされていることがわかりました。
その伊香賀先生のセミナーが名古屋で、無料で聞けるということで、参加させて頂きました。
いろいろなテーマを研究されていますが、特に、住宅の健康性ということで、実測・被験者実験を通じて省エネかつ健康長寿を実現する住まいを探究されています。
省エネ住宅は、温室効果ガス削減の鍵となっていて、パリ協定を達成するためには、家庭部門は39%削減しなければならないそうです。
しかし、国の為に個人の住宅を100万円投資して、高断熱化住宅するのか?と言う話になるとなかなか難しいそうです。
そこで、高断熱住宅化で有病者が減少する便益も考慮することで、100万円の投資回収年数を短くなることを示して、普及を図っているそうです。
英国では、家の寒さ(低断熱住宅)による主な死亡要因・健康リスクは、心筋梗塞、脳卒中、肺炎になることだと明確に言っているそうです。
そのため、室内最低室温を18℃以上としていて、賃貸住宅では性能の劣る住宅に、改修命令が出ます。
日本では、健康維持に対して、食生活と運動の2つを関連付けていますが、英国では住宅も入っています。
この分野の研究は、日本は遅れているそうです。
いろいろな研究結果をご紹介頂き、どれも面白い内容でした。
そんな中、私が実験棟に行ったことがあるものが紹介されていました。
横浜市にあるスマートウェルネス住宅です。
この施設の太陽光発電付屋根に携わっていました。
住環境体感施設や宿泊モデル住宅があり、特に木材の効能については興味深く、楽しい施設ですよ〜!
大型冷蔵庫の中に断熱比較部屋2つあり、体験できますよ〜!
健康住宅の大切さを実感したセミナーでした。
今後もいろいろ勉強したいと思いま〜す!
神清からのお願い
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