屋根における小屋裏換気の重要性についてシリーズの第4弾です。! 

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こんにちは~。
屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。

屋根(野地板・小屋裏)の劣化を防ぐ方法として、小屋裏換気があります。

今回はその4として、下屋換気についての必要性が観察された現場写真をご紹介いたします。

下屋換気?

上の写真は北面の下屋野地合板の写真です。

屋根材は化粧スレートで、ルーフィングはアスファルトルーフィング940が施工され、築20年以上経過した現場でした。
軒天は換気孔が一定の間隔で設置されていました。
写真の中で

、上山形に黒く見えるのは、化粧スレートの形にルーフィングの痕がついたものです。

赤丸

の部分は野地合板が全体的に少し黒っぽく変色していました。
この部分を足で踏んでみると野地合板がブカブカしていて、強度がない状態でした。
結露により劣化していました。

その他の野地合板では、黒っぽい変色はありませんでした。
足で踏んで見ても、しっかりしていました。

青丸

の部分は野地合板を垂木に留めている釘頭から水が流れた痕です。
釘のヒートブリッジにより、釘頭で発生した結露水と考えられます。

下屋換気?

上の写真は同現場の2階北面の野地合板です。
屋根材・ルーフィングは同じ仕様です。換気孔は軒天と棟の両方に設置されていました。

野地合板の劣化は見られませんでした。
また、野地合板を留めている釘頭からの結露水痕もはっきりとは見られませんでした。

この現場から以下のことがわかりました。

同一建物で、仕様(構造・断熱・防湿・施工)が同じでも、下屋と2階屋根では野地合板の劣化状況がことなっていました。 (温度・湿度環境が異なる)

下屋における軒天換気孔だけの仕様では、軒天換気孔による排湿能力では下屋全体をカバーすることができず、換気量が不足していました。


同じ下屋という屋根面内でも、部分的(2〜3箇所)に野地合板の劣化が確認されました。

下屋形状が桁行方向に横長の屋根において、中央部分に劣化が確認されました。

この現場での改善対策としては、以下のことがあります。

1)1階の小屋裏・天井面での断熱・防湿層を強化します。
小屋裏への湿気の流入を防ぎます。

2)下屋の屋根面と壁の取り合い部に換気孔を設置します。
軒天吸気孔と棟排気孔の2か所とします。
風力換気以外に、温度差換気を促進させます。

ちなみに、金融支援機構では、2か所以上換気に有効な位置に換気孔を設けることと記載されています。


小屋裏換気は屋根・建物の形状・仕様によって、設置場所や換気孔の量の検討が必要です。
費用的にも安価ですので、より安全側で判断されることをお奨めいたします。
住宅を長持ちさせるためには有効ですので、小屋裏換気が設置されていない住宅では、リフォーム時に追加設置されることもご検討ください。
 (#⌒∇⌒#)ゞ

創業1868年(慶応4年)三州瓦製造・販売・工事 kao

住宅調査・雨漏り調査  (

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神清(かみせい)


神谷 昭範(かみや あきのり)です


【趣味】旅行、野球観戦、自転車、スイーツ食べ

【資格】JSHI

ホームインスペクター

    住管協ホームインスペクター

    住宅メンテナンス診断士


(株)神清ホームページ:http://www.kamisei.co.jp

雨漏りホームドクター

amamori

     

所在地:愛知県半田市高浜市

フリーダイヤル:0120-951-890

調査場所:名古屋・安城刈谷・岡崎・豊田・三河・知多 等

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