調査の概要
築12年の天窓からの雨漏り 散水調査して浸入箇所を特定
工期:1日間
築年数:約12年
天窓からの雨漏り 築数年で始まった原因は本体の不具合がだった
「天窓からの雨漏りを調査してほしい」とご相談いただきました。
伺ってみると、1つの屋根面に同じ天窓が4つ設置されていました。
その1つの天窓から築数年で雨漏りがはじまったそうです。
瑕疵担保責任の範囲内の事象なのに、工務店さんに直してもらわなかったとのことでした。
工務店さんは「原因がわからない」の一点張り、天窓メーカーも「商品に問題はない」の一点張りで、工務店さんを信用できなかったそうです。
工務店さんは壁からの浸入も考えられると言っていたそうで、お客様は大変混乱されていました。
原因を明確にするために、散水調査を行って雨漏りの原因を特定しました。
天窓本体の不具合によるものでした。
簡単にご紹介します。
調査の手順
雨漏り調査
伺ってみると天窓の水下側コーナー部分で、クロスがはがれていました。
屋根面を確認してみると、同じ天窓が4つ並んでいました。
赤丸の1か所だけが築数年で雨漏り。
同じ屋根面に4つの天窓があり、1か所だけとは不思議な現象です。
水下側から熱画像を撮影しました。
異常な温度変化は見られませんでした。
水下側のクロスのはがれている部分は雨染みがあり、比較的多く雨漏りが発生していることがわかります。
散水調査
原因を追究するために、順番に散水を行いました。
結果、水上側の本体をコーナー部を散水すると漏水が確認されました。
ガラス面からではなく、少し下側から漏水が確認できました。
水下側の木枠には、水滴も確認できました。
天窓のガラス面のシールは10年を過ぎていたので少し劣化していましたが、そこからの浸入ではありませんでした。
工務店さんがしっかりと対応していれば、無償で直すことができた可能性のある雨漏りであり、お客様にとっては気の毒な話です。
お客様は原因がわかったので、ほっとされていました。
天窓は雨漏りしやすい場所なので、雨漏りしたらすぐに対応されることをオススメします。
ほかっていても、悪化するだけなので放置はやめておきましょう。
屋根・雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
神清からのお願い
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