雨漏り修理の概要
築20年のアパートからの雨漏り 内樋のオバーフロー受けを設置
工期:7日間
築年数:築20年
折板屋根からの雨漏り アパートの内樋を部分修理
築20年のアパート・折板屋根からの雨漏り修理を行いました。
大雨が降ると大量に雨漏りするようで、大家さんからご相談をいただきました。
「おそらく内樋のどこかが悪いので、全部交換しましょう。」と約100万円の見積をもらったそうです。
大家さんは「確かに雨漏りを直したいけど、部分修理で直るものならそちらがいいので、雨漏りの原因を突き止めて修理してほしい。」とご依頼いただきました。
アパートは屋根面積が大きいので、大雨が降ったときに内樋の能力がないと雨漏りしやすいです。
折板屋根も住宅の屋根に比べて、大雑把な造りとなっている場合が多いです。
雨漏り調査を行うと内樋のつなぎ部分の弱点と折板屋根の裏側の水切りに問題があることを確認しました。
内樋全体としては、まだ、錆びも発生していないので、全補修するのはもったいない状態でした。
大雨時の内樋からのオーバーフロー対策をする雨漏り修理を行いましたので、簡単にご紹介します。
雨漏り修理
修理前
アパートの廊下から雨漏りしていました。
2階廊下の軒天に雨シミや錆びがすぐにわかる状態でした。
屋根に上がって点検しました。
屋根は金属屋根(折板屋根)となっていて、水下側に内樋が設置してありました。
内樋全体は樋板金の保護シートがはがれているところもなく、赤錆も発生していない状態でした。
屋根が大きいので、内樋にジョイントがありました。
雨漏りしている部分と内樋の位置が一致しているので、このジョイント部分を散水してみました。
すると、雨漏りしている部分の軒天の孔から漏水することが確認できました。
雨漏りするときには、大量に雨水が出てくるとのことで、ドレンの排水量が足らないためにジョイント部分でオーバーフローしている可能性が高いようでした。
なるべく、安価で確実に雨漏りを直すためにジョイント部のオーバーフロー対策をとる雨漏り修理を行いました。
修理中
雨漏りしている部分の軒天をはがしました。
赤丸部分に内樋のジョイント部があります。
⇒は左右の内樋の隙間をジョイント部でカバーしているところを下から見た所です。
奥に見えるベイジュは折板屋根の裏面です。
このジョイント部からオーバーフローした雨水を受ける箱を設置しました。
内樋の染み痕を見て、少し大きめに箱を取り付けました。
箱にオーバーフローした雨水を排水ために、樋を近くの縦樋に連結させました。
新しい軒天井を設置して、雨漏り修理の完成です。
最後に配管に塗装して、アパートにマッチするようにしました。
雨漏り修理のビフォー・アフター
アパートや店舗などの収益物件は、トータルのメンテナンス費用を抑えるように維持管理することが重要です。
雨漏り修理はその収益の計画を狂わすものなので、どこの雨漏り修理業者に依頼するかしっかりと検討してください。
雨漏り修理のビフォー・アフターをご覧ください。
修理前
修理後
屋根・雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
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