工事の概要
外壁塗装したのにサッシ・ドアまわりからの雨漏り 応急処置だけ実施
工期:1日間
築年数:約20年
外壁塗装したのに直らないサッシ・ドアまわりからの雨漏り
「サッシ・ドアまわりから雨漏りしている。直してほしい。」とご相談いただきました。
伺ってみると3階のバルコニーに面したサッシ・ドアまわりから雨漏りがひどい状態でした。
雨漏りを直すため、2年前に外壁塗装をしたのに直らない雨漏りでした。
雨漏りを止めるために、サッシ・ドアも入れ替え、外壁塗装もしたのに、結果、雨漏りが止まらないと厄介な雨漏りでした。
雨漏りが止まらないので、内壁の仕上げ材も設置していない状態でした。
外壁や窓まわりのシーリングもきれいな状態なので、雨漏り調査も難航しました。
原因を探るため、色々な部分を散水してなんとか原因を特定しました。
とりあえず、アルミテープの応急処置を実施しました。
簡単に、応急処置工事の様子をご紹介します!
雨漏りの状況
雨漏り箇所
3階のバルコニーに面したサッシ・ドアのまわりからの雨漏りでした。
サッシ・ドアを入れ替えしていて、バルコニーからの立上り部分をセメントで打ち継ぎしており、そこからシミが発生していました。
通常のサッシ・ドアまわりからの雨漏りと症状が異なるため、原因特定を複雑にした要因です。
外観は塗装して間もないので、きれいな状態でした。
通常であれば、雨漏りする状態には見えず、少しでも可能性があるところを順番に散水しました。
雨漏り調査
散水調査
サッシまわりのあやしい所を順番に散水しました。
かなりの箇所を散水したので、主だった場所だけ紹介します。
●サッシ下部
●サッシ上部
ひさしがあるので、あり得ないですが確認のために散水しました。
●笠木
●パラペットの内側
●ALC外壁目地と笠木の取り合い部
雨漏り原因
これ以上はないと思うところまで散水して可能性を消すと、オカルト的ですがときどきひらめくものです。
普通の外壁塗装・シーリングを行っていれば浸入しない程度のヘアークラックがあったので、散水しました。
すると、距離があるのになぜか、サッシまわりから漏水がありました。
ALCコーナー部分から室内側に浸入して、サッシ・ドアのそれぞれへ伝い、お客様が気付いたときには、サッシ・ドアまわりからの雨漏りとなっていたようです。
雨漏り原因は塗装業者の手抜きでした。
ALC外壁のコーナー部分のシーリングをしっかり行わず外壁塗装したためだと思われます。
サッシ・ドアまわりの雨漏りは、サッシ・ドアに問題がある場合は少ないです。
サッシ・ドアまわりからの雨漏りは外壁・屋根などの要因も重なり複雑になります。
しっかりと雨漏り調査してから修理することをオススメします。
応急処置工事
とりあえずの応急処置として、アルミテープでヘアークラックをふさぎました。
雨漏り修理を伴った外壁塗装は、安さだけでは直らない可能性が高いので、ご注意ください。
塗装は美観であり、雨漏り修理はシーリングが重要です。
手抜きをしていると思わないので、雨漏りの原因を見つけることが困難となってしまいます。
雨漏りしている場合は、まずは、雨漏り修理をメインに考え、併せて、塗装することをオススメします。
屋根・雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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