工事の概要
天窓の雨漏り修理 瓦屋根とのつなぎのエプロン&ガラスシーリング
工期:1日間
築年数:約20年
天窓からの雨漏り修理 瓦屋根とのつなぎのエプロン交換&ガラスシーリング
天窓からの雨漏り修理のご相談をいただきました。
伺ってみると2階建て瓦屋根に2つの天窓が設置されていました。
築20年経過した天窓は2か所とも雨漏りしていました。
天窓周辺の内装工事を併せて行ったのですが、内装のボードをはがしてみると前日の雨による雨漏りを確認しました。
天窓からの雨漏りの原因は主に2つあります。
①天窓本体のガラス面シール材の劣化
②天窓と周辺屋根材の取合部の劣化・不具合
今回の天窓はその両方による雨漏りでした。
②の場合は、屋根下地の不具合も発生しますので屋根下地まで補修することが必要です。
天窓2か所とも雨漏りしていましたので、部材の耐久性は10~15年と思われます。
築20年を経過した天窓は点検・メンテナンスが必要です。
簡単に、雨漏り修理の様子をご紹介します!
工事内容
工事前
室内の天窓周辺のクロスははがれていました。
天窓のガラス面を見ると木枠にも雨染みによる黒色の変色が確認されました。
屋根に上がってみると①天窓本体のガラス面シール材の劣化が確認できました。
②天窓と周辺屋根材の取合部の劣化・不具合が確認できました。
瓦屋根の天窓の場合、取合部にエプロンと呼ばれるシートが使われています。
エプロンにき裂・孔が開いていました。
工事中
交換するためにボードをはがしてみると前日の降雨による雨漏りが確認できました。
普段から室内までは漏れない雨漏りが発生している状態と思われます。
天窓下の屋根下地が劣化していましたので補修します。
エプロンからの雨漏りで瓦桟木が腐朽していました。
エプロンしたのバックアップ材が劣化して孔が開いていました。
屋根下地となる防水シート・瓦桟木を補強しました。
屋根下地・瓦を復旧して、エプロン部分の補修を行います。
既存エプロンの下に鉛シートを入れて、瓦の形状になじませます。
次に既存エプロンの上に防水シートを設置して、既存エプロンの上下を補強して雨水浸入を防ぎます。
周辺の瓦を復旧して、屋根下地・エプロン補修の完成です。
続いて、天窓本体のガラス面と枠の間をシーリング処理します。
全周シーリング処理して、天窓の雨漏り修理の完成です。
工事のビフォーアフター
工事前
工事後
天窓は経年劣化して雨漏りするので10~15年がメンテナンスサイクルとなります。
雨漏りを放置すると室内の補修工事・屋根下地の補修工事も必要となります。
天窓本体のガラス面のシーリング及びエプロン補修は15年を目途に雨漏りする前に行うことをオススメします。
屋根・雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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