工事の概要
大型施設の雨漏り修理 既存瓦を使用しての葺き直し
工期:20日間
築年数:約25年以上
大型施設の雨漏り修理 原因を把握してグレートアップ補修
大型施設からの雨漏りについてご相談をいただきました。
伺ってみると「なかなか雨漏りが止まらないので雨漏り調査からしてほしい。」とのことでした。
しっかりと雨漏り調査してみると瓦屋根の周辺部分に不具合がありました。
特殊な瓦が使用してありましたので、既存の瓦を葺き直す形で補修しました。
瓦の割れなどによる不足分のみ、新たに復元して復旧しました。
葺き直すにあたり、屋根下地をグレートアップして、瓦屋根周辺部分が劣化しても雨漏りしにくい仕様で補修しました。
雨漏り修理の様子を簡単にご紹介します。
工事内容
雨漏り調査
施設の高い天井部分に雨漏り痕がありました。
一部が天井材が脱落していました。
熱画像で天井を確認してみると屋根の上部から不具合がつながっている状態でした。
屋根に上がって浸入箇所を確認してみると瓦屋根の周辺部分に劣化が見られました。
瓦は特殊な仕様となっていましたので、この瓦を使用しての復旧を行うこととなりました。
工事中
既存の瓦を1枚ずつはがして、仮置きします。
瓦を撤去してみると雨水浸入している部分は瓦用の木材が腐朽しているところがありました。
瓦桟木には排水する仕様がなく、雨水をせき止めてしまう構造になっていました。
上瓦用の縦桟を撤去して、屋根下地を順番に撤去します。
防水シートの上端部がはがれており、この部分から下地に浸入していました。
既存の防水シートを全て撤去して、屋根下地を調整しました。
新たに粘着層付改質アスファルト防水シートを設置して、防水シートの防水性を向上させました。
さらに、瓦桟木で雨水が滞留しないように排水用の縦桟木を設置しました。
その上に横方向に瓦桟木を設置します。
瓦桟木と防水シートの間に隙間が確認できます。
上瓦用の縦桟を設置して屋根下地の完成です。
既存瓦を復旧していきます。
上瓦の留め付けは釘からパッキン付きビスへ変更して耐風性能を向上させています。
雨漏りの原因となった屋根周辺も劣化しにくい形状に変更して補修完了です。
工事のビフォーアフター
工事前
工事後
大型施設の雨漏りはしっかりとした雨漏り調査が必須と思われます。
再発防止対策まで行うことで、今後の維持費を軽減させることにつながります。
屋根・雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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