補修の概要
壁とひさしの取り合い部:防水層の再施工
価格:約10,000円/m(足場、下地補強抜き)
工期:2日間
築年数:約30年
天井からの雨漏り 原因は壁とひさしの取り合い部
箱型住宅の物件でした。
知らない内に天井に雨染みがあるので直して欲しいということでした。
雨染みがあるのは、外壁近くでした。
外を確認すると外壁とひさしの取り合い部が丁度近くにありました。
お客様は、
「雨が降るたびに、雨漏りするのではないかと心配している。
でも、老夫婦だけなので、予算を掛けずに直したい。」
と要望されていました。
さらに、詳しくお聞きすると外壁は3年前ぐらいに全面塗装のメンテナンスしているとのことでした。
全面塗装したのに、3年ぐらいで雨漏りするのは??となってしまいますが、なるべくお客様のご要望に沿えるように補修を行いました!
補修の手順
補修前の状態
外壁はしっかりと塗装がしていました。
ひさしはFRP防水が施工されていて、外壁・ひさしとも劣化している状態ではありませんでした。
よく観察していると外壁とひさしの間が気になりました。
アップで見るとこんな感じで、外壁との間に黒い影が見えました。
散水調査
外壁塗装したばかりで、予算がないとのことで、雨漏りのルートをしっかりと調べるために、散水調査を行いました。
先程の黒い影の部分を散水してみるとすぐに室内の天井に変化がありました。
原因を特定することができました。
原因箇所が特定できたので、最小範囲での補修提案・御見積をしました。
補修後の状態
FRP防水の上に新たに防水を行いました。
樹脂系の防水材を使用して、⇒の所まで塗り上げました。
前回のように外壁と防水層の境を施工しにくい奥まった所としてしまうとその部分の施工ミスが発生しやすい言えます。
外壁の表面まで防水層を塗り上げることで、施工ミスを無くすことができました。
お客様は外壁の色の違いができることよりも、とにかく雨漏りを止めたいとのことでしたので、ご理解いただきました。
原因を特定することで、施工範囲を狭め、予算に合わせる雨漏り補修をすることができました。
神清からのお願い
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