1階窓上からの雨漏り 浸入箇所はどこでしょうか?
1階窓上からの雨漏りお宅が多くあります。
雨漏りの浸入箇所は様々ですが、めずらしい原因もたまにあります。
この建物の雨漏りの浸入箇所はどこでしょうか?
1階和室の窓上からの雨漏りは柱などに雨染みができます。
水は上から下へ流れるので、ここの窓より上から浸入してきたことと推測できます。
今から順番に写真を示しますので、どこから浸入したか、予想してみてください。
外壁の写真をご覧ください。
①窓上のシーリング
雨漏りしている窓の直上の外壁です。
外壁はサイディングで、窓周りはシーリングされています。
②後付けバルコニーの床と壁の取り合い部
窓の上には、後付けバルコニーの床がありました。
取り合い部が空いていました。
③バルコニー床上・サイディングのシーリングき裂
バルコニー床上を見るとサイディング・シーリングき裂がありました。
比較的パックリとき裂が入っています。
④後付けバルコニーの手すりと壁の取り合い部
後付けバルコニーの手すりと壁の取り合い部があります。
後からシーリングが打ってあるようで、壁の色とは異なっていました。
⑤バルコニー取付部およびエアコン配管部
手すりの上には、バルコニー取付部とエアコン配管部があり、壁に貫通穴を開けていました。
以上、1階の窓上からの雨漏り原因として可能性がありそうな場所です。
雨漏りの浸入箇所はどこか、推測してみてください!
答えは・・・③の写真に写っています!
答えは、③のシーリングのき裂ではありません。
ちょっと、いじわるな問題を出して、すいません。
本当の浸入箇所はこれが原因でした。
2階のサッシのアルミに穴を開けて、アース線を出していました。
③の別角度からの写真です。
アース線がサッシ廻りのシーリングから出ています。
2階の室内側が高く、外が低くなるようにアース線が出ているので、雨は浸入しないと思われたようです。
しかし、2階には入らなくても、シーリングとアース線の隙間から壁内へと雨水が浸入してしまうのです。
ここから壁内へ入った雨水は、柱を伝わって、1階の窓上から雨漏りしていました。
窓周りは雨漏りしやすい場所ですので、アルミサッシに穴を開けることはやめましょう!
ポイントまとめ
・アルミサッシに穴を開けることは厳禁!
・貫通部は雨漏りしやすいので、しっかり止水しましょう!
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。