工事の概要
RC造のアスファルトシングル屋根からの雨漏り 瓦屋根で葺き替え修理
工期:14日間
築年数:約30年
RC造アスファルトシングル屋根からの雨漏り
「アスファルトシングル屋根からの雨漏りを直したい」とご相談いただきました。
伺ってみるとRC造の建物で、傾斜屋根にアスファルトシングルが葺かれていました。
雨漏りを直すための何色かのコーキングが施されていましたが、基本どの業者がやっても屋根の雨漏りはコーキングでは直りません。
アスファルトシングル屋根は一般的には重ね葺きによるメンテナンスが行われます。
しかし、雨漏りしていると重ね葺きは雨漏り再発リスクが高いです。
雨漏りをしっかり直したいとのご要望でしたので、葺き替えの補修を行うこととしました。
葺き替えを行う場合、イニシャルコストでもガルバリウム鋼板の横葺きよりも瓦屋根の方が安価な場合もあります。
お客様は省メンテナンスも考慮して、瓦屋根の葺き替えを選択されました。
簡単に、葺き替え工事の様子をご紹介します!
工事前
雨漏りしているアスファルトシングル屋根
雨漏りしているアスファルトシングル屋根はコーキングだらけでした。
3色のコーキングが見られるので、3業者以上が雨漏りを直せなかったようです。
屋根の雨漏りはコーキングで止まる可能性は低いです。
工事内容
既存アスファルトシングルの撤去
既存アスファルトシングルを撤去します。
はがしてみるとシングルの中が濡れていて、水が出てきました。
雨漏りしているアスファルトシングルのカバー工法は危険ですね。
雨漏りの主原因としては、RC下地のヒビ割れでした。
0.7mm程度の幅広のヒビ割れが多数あり、ここから建物内へ浸入していました。
下地のヒビ割れはコーキングで補修しました。
瓦屋根下地を設置
RC造の下地を補修した上に、粘着層付改質アスファルトルーフィングを設置しました。
縦残木と瓦桟木をRC造にビス留め付けました。
縦残木・瓦桟木とも通常よりも大きいサイズを使用して、耐久性・耐風性も向上させています。
瓦屋根の施工
瓦を上げて、瓦屋根の施工となります。
瓦屋根は来年の告示改正にも対応した新ガイドラインの基準で施工しています。
◎軒先は3点留めです。
◎瓦は全数留め付け・ビス留めしています。
◎防災瓦を使用しています。
◎棟は冠一本伏せ工法で、なんばんしっくいを使っています。
◎冠瓦はパッキン付きビスで留め付けしています。
この工法であれば、巨大台風・巨大地震にも耐えることができ、高耐久で安全安心な瓦屋根です。
工事のビフォーアフター
工事前
工事後
雨漏りしている屋根はカバー工法ではなく、葺き替えで下地を直すことが基本です。
雨漏り修理するのに、心配を抱えたままのカバー工法はオススメできません。
RC造の傾斜屋根を瓦屋根に葺き替えると省メンテナンスとなりますので、検討される価値はありますよ。
屋根・雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
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私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。