工事の概要
日本瓦屋根修理 日本瓦屋根をめくりF形防災瓦で葺き替え
工期:10日
築年数:約30年以上
日本瓦屋根の葺き替え F形防災瓦で耐震・耐風改修
日本瓦屋根の葺き替えについてご相談いただきました。
築30年を過ぎていて、瓦屋根をメンテナンスしたいとご要望いただきました。
瓦屋根の留め付け方法は令和4年1月~新しい基準に変更になりました。
それ以前の瓦屋根は現在の留め付けよりも留め付け箇所が少ない可能性があります。
伺ってみると築30年ではめずらしく引掛け葺きの日本瓦屋根でした。
土葺き屋根にくらべてかなり状態は良かったのですが、今後20年以上はメンテナンスしたくないとの要望をいただき、葺き替え工事を行うことになりました。
また、愛知県では土葺き屋根は瓦の留め付けが葺き土の固着力のみとなっており、自然災害に弱い仕様です。
自然災害による度重なる瓦屋根の被害を受けて、令和4年に瓦屋根の留め付け方法が厳格化され、土葺きではなく、引掛け葺きで全部の瓦を留め付けることになりました。
まだ、日本瓦屋根は旧工法がほとんどであり、築20年を経過した屋根は屋根メンテナンスをご検討願います。
日本瓦屋根の補修の内容を簡単に紹介します。
工事内容
工事中
マロンピンク色の日本瓦屋根でした。
雨漏りもなく巨大地震が発生しなければ、まだ、何年も大丈夫な状態でした。
既存瓦屋根をめくり、葺き土・瓦桟木を撤去します。
新規防水シート(高級改質アスファルトルーフィング)を設置しました。
新規縦桟、新規瓦桟木を設置しまして、高耐久構法(流し桟工法)としました。
F形防災瓦をビス留め(ホールレス工法)で留め付けました。
棟部のカットした瓦もビス留めしました。(隅切りもしています)
棟部の防水は南蛮漆喰の一発仕上げとして、漆喰の塗り替えメンテナンス不要としています。
冠瓦をパッキン付きビスで留め付けました。
巨大台風や地震にも耐えうる高耐久仕様の瓦屋根の完成です。
工事のビフォーアフター
工事前
工事後
旧工法の日本瓦屋根を屋根替えして、高耐久仕様のF形防災瓦で葺き替えしました。
屋根の重量としては棟部ののし積み仕様の重量が大幅に少なくなり、建物全体の軽量化につながります。
全ての瓦を留め付けていますので、自然災害に強い屋根の完成です。
屋根・雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。