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「瓦の下にあるビニールってなに?」とお問い合わせ。

みなさま。こんにちは。

屋根から人の笑顔を作りたい!!!

神清(かみせい)のDr.神谷です。

 

「瓦の下にあるビニールってなに?」と聞かれて、?でした。

通常、瓦の下にはルーフィング(防水紙)・瓦桟木があります。

ビニールって感じではありません。

よく聞いてみるとルーフィング(防水紙)のことを言われているようでした。

築40年近い物件ということで、なんとなく何のことを言われているのか?、やっとわかりました。

 

塩化ビニル製のルーフィング

約40年前ですとアスファルトルーフィングではなく、塩化ビニル製のルーフィングが多く用いられていました。

それまでは、トントン葺きや杉皮葺きなどの木材を上手に使用して防水材としていました。

それに代わるものとして、塩化ビニル製のルーフィングが登場したそうです。

この写真の防水紙がその塩化ビニル製のルーフィングです。

赤丸を付けた部分は大きな孔が開いていました。

ルーフィングなのに孔が開いていてはダメですよね!

めくってみると裏面は黒っぽい色となっています。

このルーフィングは「ハイトントン」という商品です。

塩化ビニル製のため、熱収縮が大きくルーフィングに亀裂や孔開きが発生してしまうようです。

瓦屋根の雨漏りが発生した場合、「ハイトントン」が原因の場合が多いと言われています。

もちろん、かなり前に塩化ビニル製のルーフィングは廃版となっています。

瓦桟木に沿って、「ハイトントン」に亀裂が入っていたり、けらば部分に孔開きがよく発生しています!

「ハイトントン」にはでっかく製造メーカー名も入っています。

 

雨漏りしたら?

「ハイトントン」を使用している屋根で雨漏りしたら、残念ながら、葺き替えしたありません。

屋根全体の至るところで、「ハイトントン」(防水紙)に孔が開いていると想像できます!

雨漏りしている部分だけを部分補修するのは、ホントの応急処置とお考えください!

葺き替えとなりますので、お近くの瓦工事業者にご相談してくださいね!

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