天窓瓦・煙突瓦ってなに?
屋根から明かりを採る方法としては、天窓、ガラス瓦、スカイライトチューブなどが最近ではよく使用されています。
しかし、ひと昔前はシンプルな構造の天窓瓦もありました。
天窓瓦
明かり採りのためにガラスをはめ込むように造られた瓦のことを言い、瓦4枚、瓦6枚、瓦9枚、瓦12枚の大きさのものがあります。
上の写真は、左から瓦6枚、9枚、12枚のサイズとなっています。
開いている空間に板ガラスをはめるというシンプルな構造です。
実物はこのようなものです。
網入りの板ガラスを入れて、瓦とガラスをシーリングで留め付けています。
瓦の表面から立ち上がりを作り、ガラス面へ水がまわらないようになっています。
上の写真は裏面です。
瓦6枚と立ち上がりを粘土の状態で、手付け(てづけ)と呼ばれる職人技で一体化しています。
一体化したものを焼き上げていますので、この立ち上がり部分から雨漏りすることはありません。
粘土の乾燥して縮む寸法と焼いて縮む寸法をあらかじめ見越して、ガラスのサイズに合わせて作るという職人技がなせる瓦です。
煙突瓦
天窓瓦と同様に手付けで作る瓦には、煙突瓦もあります。
煙突が通るように丸い穴のある瓦のことを言い、一枚物、二枚物、四枚物等があります。
煙突瓦も一体化して、焼き上げているので、立ち上がり部分からの雨漏りの心配がありません。
瓦を葺いた状態で、後から煙突を丸い穴に通して設置し、瓦との隙間をふさぐ構造になります。
図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。
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