反り(そり)・起り(むくり)ってなに?
反り(そり)
反り(そり)とは、上方に凹状に湾曲している曲線のことを言います。
屋根の野地・軒瓦・棟等で、表現されています。
社寺仏閣の屋根で多く見られます。
屋根の破風板が反っていることを反り破風(そりはふ)と言います。
棟も鬼瓦に掛けて、高くなり反っています。
起り(むくり)
起り(むくり)とは、上方に凸状に湾曲している曲線のことを言います。
起り屋根(むくりやね)とは、屋根の傾斜面が上方に凸状に湾曲している屋根です。
一般的な起りは屋根の流れ寸法の1/100内外とされ、意匠的な場合には3/100内外とされているものもあります。
起り破風(むくりはふ)とは、破風板が上方に凸状に湾曲している破風のことです。
起り屋根は、瓦だけではなく、金属屋根でもよく目にします。
金属屋根では、むくりを超えて、半円の屋根もあります。
縦葺きの1枚ものとなっているので、金属屋根の意匠性の豊かさを示しています。
瓦では3/100程度ですが、金属屋根ではかまぼこのようです。
上の写真の屋根はアルミニウム製の屋根材で、耐久性に優れています。
このようなかまぼこ屋根はメンテナンスがたいへんなので、耐久性の高い仕様を選ぶことが重要です!
図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。
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