工事の概要
雨漏りの発見が遅れた古い瓦屋根 屋根下地から部分修理
工期:2日間
築年数:約70年
雨漏りの発見が遅れた古い瓦屋根 屋根下地から部分修理
「物置の廊下がひどく雨漏りしている。」とご相談いただきました。
伺ってみると屋根の下地が腐朽しており、かなり頻繁に雨漏りしてる状態でした。
長い間、物置を使用されていなかったそうで、気付いたら廊下の天井・壁・床までひどく雨染みがあり、土壁は一部くずれていました。
その上の屋根に上がってみると、増築部分で屋根形状も複雑となっており、鋼板の谷板金はかなり腐食しており、雨漏りの原因になっていました。
瓦屋根のケラバ瓦もズレており、そこからも雨漏りしていました。
たるき、野地板を張り替える大修理となりましたら、施工範囲は雨漏りしている部分だけとなりました。
簡単に、雨漏り修理の様子をご紹介します!
雨漏りの状況
雨漏り箇所
雨漏り箇所の屋根部分です。
谷板金は錆びが進行していました。
右側のケラバ部の中に雨水浸入して、葺き土が流れ出していました。
工事内容
瓦屋根の部分修理
雨漏りしている箇所の瓦を撤去します。
その下に入っている葺き土を撤去します。
上にかぶっている屋根のケラバ部から雨水浸入していたようで、野地板がボロボロになっており、あなが開いた状態となっていました。
谷板金の一部もあなが開いていました。
新しい野地板として、構造用合板をたるきに設置しました。
野地合板の上に防水シートとステンレス製の谷板金を設置しました。
これで瓦の隙間から多少の雨が入っても雨漏りすることはありません。
次は、上の屋根のケラバ部をめくり、補修しました。
屋根の端部のたるきは完全に腐朽しており、新しいたるきを設置して強度を確保しました。
その上に野地合板を設置しました。
雨漏りしていない所の野地板は70年経過しても、しっかりしており、歩いても問題ありません。
屋根下地ができたら、防水シートを設置します。
こちらにもステンレス製の谷板金を入れて復旧します。
70年前の古い瓦も傷んでいなければ、そのまま使用します。
割れた瓦などは新しい瓦に交換しています。
70年前の瓦の中に、新しい瓦を入れても施工できるメンテナンス性の良さがあります。
瓦を復旧して完成となります。
屋根下地の交換が必要なほど進行した雨漏りでも、部分補修で雨漏り修理することができます。
なるべく安価に雨漏り修理したい場合は、部分修理をオススメします。
今後も長く住むため、しっかり直したい方は葺き替えもご検討ください。
屋根・雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
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