瓦の産地はどこ?
図解 屋根に関するQ&A
よく聞かれる屋根への質問にわかりやすくお答えしています。
「瓦はどこで造られたものなの?」とお施主さまからお問い合わせいただきました。
Q:瓦の産地はどこ? ~Q033~
A:ほとんどすべての瓦は日本で造られている。(MADE IN JAPAN)輸入瓦は極わずかである。日本での産地は図にあるように、南は沖縄赤瓦(沖縄)から北は安田瓦(新潟)と、地瓦(じかわら)として各地に存在している。瓦の三大産地としては、三州瓦(愛知)、石州瓦(島根)、淡路瓦(兵庫)となっていて、全国の90%以上の生産量となっている。特に、三州瓦は住宅の洋風仕様にも対応していて、全国の65%以上を生産している。
三大産地は三州瓦、石州瓦、淡路瓦。
瓦は各地域で生産され、各地域の屋根・瓦文化を築いてきました。
沖縄の赤瓦(素焼き色)は屋根にしっくいで固められながら施工され沖縄の風土にあった仕様となっています。(強風・大雨)
京・奈良瓦は歴史ある社寺仏閣に多く使用されています。
淡路瓦はいぶし瓦を多く生産していて、西日本の和風屋根に多く採用されています。
石州瓦から安田瓦までの日本海地方では、瓦の原料となる粘土が高温焼成に適しており、高温焼成した釉薬(ゆうやく)瓦に特化しています。
高温で生産しているため、塩害・凍害に強く、日本海側の寒い冬に適した仕様となっています。
三州瓦は愛知県の三河地方(高浜、碧南、半田、刈谷、安城)で生産された瓦の総称です。(この地域の瓦製造メーカーは愛知県陶器瓦工業組合に属しています。)
三州瓦はいぶし瓦、釉薬瓦、洋風瓦(平板瓦、S形瓦)、社寺仏閣瓦、鬼瓦とすべての種類を生産しています。
特に、洋風瓦は全国のほとんどのエリア(九州~北海道)をカバーしています。
瓦について、何かあれば、まずは三州瓦にお問い合わせください。
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