屋根リフォーム アスベスト飛散防止対策の講習会
屋根のアスベスト対策について、研修会に参加しました。
知ってました?10年程度前まで、化粧スレート屋根はアスベスト(石綿)が原料として入っていました!
その化粧スレート屋根をリフォームや解体するときには、アスベストが飛散する恐れがあります。
アスベスト飛散防止対策
その飛散を防ぐ工法の研修会でした。
まず、座学でアスベストの危険性を学びました。
アスベスト含有成型板はレベル3で、飛散しにくいから問題ないと思われがちですが、アスベスト使用量の95%はレベル3の建材で使われています。
それが野放しではすまないとあらためて思いました。
次に実地研修を行いました。
スレート屋根架台で実際の器具の使い方を学びました。
さらに、アスベスト用の防じんマスクは必須です。
化粧スレートを降ろした後は、ルーフィングの上も掃除機で吸い取ります。アスベストが下に飛散しているためです。
ルーフィングの上を掃除機がけとは違和感も感じましたが、逆に、それほど危険性があると言うことです。
掃除機で吸い込んだ釘と粉じんは、トラップボックスに貯まります。
そこに、水を入れて湿潤化処理します。
湿潤化したアスベスト入り粉じんを布で濾します。
濾した布と掃除機のフィルターを2重の袋詰めで密封して、特別管理産業廃棄物処分場へ廃棄します。
スレート屋根材は、破断しないように注意しながら、手ばらしで屋根から降ろし、飛散防止のフレコンバックに入れて処分します。
今後、レベル3の処理に関しても行政指導が厳しくなると言われています。
地方自治体の公共物件から、このように工事が進んでいくと思います。
ご自宅の屋根が化粧スレート屋根の場合はご注意ください。リフォーム時期となりましたらカバー工法ではなく、葺き替えによる早めの処分をお奨めいたします。
神清からのお願い
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