アスベスト含有屋根は少し前のスレート屋根のことです。
アスベスト(石綿)は発がん性物質です。
目に見えないほどの小さな繊維となっていて、人が呼吸すると肺の中にささり、15年以上経て、中皮腫・肺がん等を発症する見えない時限爆弾とも言われています。
そんなありがたくないアスベストを含有している屋根材があります。
いろいろなメーカー・商品名などがあり、わかりにくいのですが、少し前のスレート屋根には、含まれています。
石綿含有住宅用化粧スレートと呼ばれ、厚さ約5mm程度の薄い平たい塗装セメントの板です。
平成16年に国から石綿の使用禁止が通達されるまでは、石綿を混入してスレート(石綿スレートと呼ばれていた)を製造していました。
現在、化粧スレートを生産しているのは、ケイミュー(株)だけですので、そこの石綿スレート商品名・時期・石綿含有率の表を紹介します。
(ケイミュー(株)ホームページより)
下の表は、それ以外の商品名・時期・石綿含有率を示しています。
住宅用でも、波形スレートも一部ありました。
ニューウェーブ・セキスイかわらU、U瓦、CITY瓦などが多く使用されていました。
今から15年前までは、ほとんどのスレート屋根はアスベスト含有屋根だったとご承知ください。
アスベスト含有屋根は、廃棄処分費が年々、高騰しています。
築30年程度のアスベスト含有屋根は、葺き替えをおススメいたします!
図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。
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