こんにちは〜。
屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。
由緒あるお寺の雨漏り修理のために、小屋裏に入って調査しました。
大変大きな本堂で、棟まで10mをはるかに超える高さでした。
天井上に上がったのですが、棟木ははるか上方でした。
釘などは見当たらず、くさびで仕口が固定されているようでした。
梁は複雑に木を組み合わせてありました。
太いものは直径1m近くあり、ビックリしました。
小屋組もたくさんの柱が入っていました。
屋根面には赤⇒の母屋、青⇒の垂木、白⇒のバラ板、黄⇒のトントンとなっています。
その上には、直接、土葺きで瓦となっていました。
ところどころ、トントンに孔が開いていて、上の土や瓦が見えました。
この開口から土といっしょに流れた雨漏りの痕が見られました。
修理を行う上で、屋根面の構造がわからないと適切な方法を選択できないため、このような現場調査が重要になります。
真っ暗な小屋裏で写真を撮ってみますと、堆積していた埃が雪のように舞い降りているように写りました。
この埃も100年以上前の埃と考えますと神秘的です。
真っ黒になり、高所作業で危険ですが、昔の人の仕事を垣間見ることができ、貴重な体験をすることができ感謝です。 \(^o^)/
神清からのお願い
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