こんにちは~。
屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。
高山でも恒例の屋根チェックを行いました。
観光地となっていて、昔の街並みを維持している住宅の屋根を観察しました。
大変多くの観光客が古い街並みを散策していました。
その上の屋根は大体同じ仕様になっていました。
2階の屋根は赤丸のように金属屋根材となっていました。
また、2階の軒先には雪止と思われる立ち上がりが屋根面より20cm程度出ていました。
ほとんどの家の2階屋根は同様でした。
その下の下屋(1階の屋根)は数種類の仕様がありました。
白丸は粘土瓦仕上げですが、あまり多くは見かけませんでした。
高山は冬の寒さが厳しいので、粘土瓦はあまり使用されていなかったと思われます。
黄色丸は杮葺きと思われる仕様です。
特にケラバから見るときれいに木が重なり有っていて、大変高級感を感じました。
緑丸は無垢板仕上げとなっていました。
この仕上げも多くありました。
屋根を無垢板仕上げとしているのは、あまり見たことがなく驚きました。
2階の軒が大きく出ていて、1階の下屋に雨掛かりしにくい構造でした。
2階の軒裏を見ると、
ほとんどの屋根において、軒先の野地板が雨水浸入により劣化していました。
この現象は日頃から問題視していて、金属屋根材のウィークポイントなのですが、金属屋根材を昔から多く使っている地域でも同様に起きていることがわかりました。
高山の古い街並みは独特の仕様を継承し続けています。
黒い木造の街並みを写真に撮っている外国の観光客もたくさんいらっしゃいました。
高山の木の文化は地域が大切に守っているなぁ~と感じました!
木製の招き猫が多くの観光客を招いていましたよ~!
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