工事の概要
パミール屋根の補修 パミール⇒コロニアルグラッサへの葺き替え工事
工期:7日間
築年数:約11年
パミール⇒コロニアルグラッサへ葺き替え
「自宅がパミール屋根だったので、補修したいのですが?」とご相談をいただきました。
弊社では、カバー工法ではなく、葺き替えをおススメしています!と葺き替えの御見積を提出しました。
お客様がいろいろ検討された結果、コロニアルグラッサへの葺き替えで弊社にご依頼いただきました。
パミールの製造メーカーとの話し合いもされたようですが、進展せず、ズルズルと長引いて悩むよりもスッキリしたいと決断されました。
同じ化粧スレートなので、葺き替えをしても、住宅のイメージはほとんど変わりません。
パミールでお悩みの方は、ビフォーアフターをご参考にしてください。
一番最後に、パミール屋根でやってはいけない再塗装の事例も追加しておきます!
工事の内容を簡単にご紹介します!
工事のビフォー・アフター
工事前のパミール屋根
築11年で、北面はすでに表面はく離が発生しています!
比較的温暖な地域なので、ボロボロの一歩手前という状態でした。
工事中
パミールをはがします。
古いカラーベストと違って、アスベストが入っていない分、作業は楽です。
パミールをはがすときに、わかるのですが、くぎはほとんど錆びています。
カバー工法ではなく、葺き替えをおススメするのは、このパミールの水分のためです。
ルーフィング(防水シート)は、グレードの高いゴムアスルーフィングが使用されていました。
ルーフィングの下の野地合板を確認しましたが、劣化はしていませんでした。
作業効率を上げるために、大型クレーンを使用しました。
野地合板・古いルーフィングと劣化が見られなかったので、その上に新規の高級改質アスファルトルーフィングを施工しました。
グレードの高いルーフィングの2重張りとなり、雨漏り防止には有効です!
初日は、パミールのはがしから養生のブルーシート張りまでを行い終了です!
ここまで作業が進めば、雨が降られても雨漏りの心配はありません。
葺き替えで一番心配なのが、工事中の雨漏りなので、1日でここまで行くような工事計画を立てます。
次の日から新規屋根材・コロニアルグラッサを葺いていきます。
棟換気・貫板(樹脂製)もメーカー(ケイミュー)純正を使用しました。
屋根が長持ちする仕様・部材で、葺き替えをしています。
工事後
棟包み板金を設置して完成です!
葺き替えをしたので当然ですが、ビフォーアフターを比べると屋根は若返ります。
葺き替えして、パミールを屋根から撤去してしまえば、今後の余計な心配はなくなります。
絶対NG!パミールの再塗装
最後に、絶対やめてほしいパミールの再塗装をご紹介します!
パミールを再塗装した屋根です。
一見、表面のはがれていた部分を塗料が塗られているので、問題ないと思われるかもしれません。
しかし、矢印の部分のように、はがれ予備部分の上に塗装しても、パミール本体が層状はく離するので、意味がありません。
1年も過ぎれば、はがれ予備部分がはがれていきます。
結果、塗装しても、その効果は長持ちしないのです。
5年もすれば、ボロボロとなる可能性が高いので、塗装費が無駄となってしまいます。
くれぐれもご注意してください。
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
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私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。