工事の概要
外壁・サイディングの建物からの雨漏り 外壁1面を解体して防水シートからの交換補修
工期:8日間
築年数:約10年
外壁・サイディングからの雨漏り サイディングを解体して、防水シートから補修しました!
「なかなか雨漏りが止まらないるので、直して欲しい」とご依頼をいただきました。
1階の窓周りから複数個所、雨漏りが発生していました。
新築当初からの雨漏りが発生していたそうで、外壁サイディングには何回も補修した痕が見られました。
東面の風をまともに受ける建物で、台風などの強風雨では、きびしい立地条件でした。
まずは、雨漏り調査をして、浸入箇所を探しました。
頻繁に雨漏りしている状況から、ピンポイントで直すのではなく、外壁1面をしっかりと直す雨漏り補修を提案して、お客様からご了承いただきました。
なかなか直らない外壁・サイディングからの雨漏りは、サイディングを解体して防水シートから補修することが最短の補修だと言えます!
工事の内容を簡単にご紹介します!
工事のビフォー・アフター
工事前
いくつものシーリング補修痕がありました。
順番に散水して、浸入箇所を突き止めました。
窓自体も補修痕があり、浸入口の1つだと思いましたが、
結果、サイディングと窓の取り合い部から浸水しました。
新築当初からの雨漏りという話もあり、複数個所、雨漏りしていることも鑑みて、部分補修ではなく、外壁1面のサイディング交換補修を行いました!
工事中
サイディングの解体中
古いサイディングを解体しました。
サイディングの中にある透湿防水シートが劣化して、シートではなく、網目状に変質していました。
これでは、サイディングの中に入った雨はそのまま、室内へと雨漏りしてしまいます!
柱が真っ黒になっていて、横胴縁もくぎ周りが黒ずんでいました。
元々の設計から問題があり、つじつまを合わせるために、透湿防水シートは横胴縁の上に施工されていました。
通し柱も表面が腐朽していました。
透湿防水シートに穴が開いていて、意味がない状態でした。
窓下の横架材も白色腐朽菌が見られました。
窓周りからの水痕が濃く、窓周りから浸入していたとわかります。
全体の木材に雨痕が見られ、外壁1面を解体する補修を選択してもらって、正解でした。
これを部分補修で直そうとしても、永遠に直らない構造となっていました。
工事中
木下地を直し、新たに透湿防水シートを正しく施工しました。
通常通り、透湿防水シートの上に、通気胴縁を設置して、その上に新規サイディングを施工しました。
工事後のビフォーアフター
補修前
補修後
デザインよりも雨漏り対策を優先してもらいました。
モールや見切り板金、サイディングの張替えなどは無くして、シンプルに1面、同じ柄のサイディングとしました。
サイディングは、必ず強風雨時に、裏側へ雨水が浸入します。
これを室内へ入れないために、透湿防水シートがあります。
このシートの施工に問題があれば、シートを直さない限り、雨漏りを止めることはできません。
雨漏りの場合、シーリング補修は応急処置とお考えください!
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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