工事の概要
バルコニー上のサッシまわりからの雨漏り サイディングの下端を解体して雨漏り修理。併せて、外壁リフレッシュ工事として、外壁塗装を行いました。
工期:15日間
築年数:築16年
なかなか直らない外壁からの雨漏り修理 併せて、外壁塗装でリフレッシュ
築16年のサイディング外壁の雨漏り修理工事を行いました。
バルコニーの立上りと外壁のサッシまわりと外壁の取り合い付近から浸入して、雨漏りになっていました。
散水試験でサッシまわりをかけると、すぐに、1階天井上に漏水が確認できました。
なかなか直らないサイディング外壁からの雨漏りということで、サイディングの下端を見てみると、まさかの状態でした。
土台水切りがなく、さらに、外壁の通気層とバルコニーの防水層をシーリングでふさいでありました。
無知な業者が、サイディングの下端から浸入すると考えたのか、完全なエラーです。
サイディングから入った雨水は、通気層を通って、サイディングの下端から排水されます。
その排水口をふさいでしまったら、排水できず、水がたまると室内へと漏水してしまいます。
エラーを取り除き、サイディング内の不具合を修理して、雨漏り修理は完了です。
併せて、外壁リフレッシュ工事をしたいとのことで、外壁塗装も行いました。
結果、家全体が、新しくなった感じがします。
サイディング外壁からの雨漏り修理と外壁塗装工事をご紹介します。
工事手順
雨漏り調査
なかなか直らない雨漏りの現場で、雨漏り調査を行いました。
いろいろ確認して、バルコニーのサッシまわりへ散水を行いました。
すると、比較的はやく、1階天井から漏水を確認できました。
上写真は、赤外線サーモグラフィで撮影した1階天井の熱画像です。
白丸部分で、漏水による温度低下を確認しました。
そこで、バルコニーと外壁の取り合いをよく観察したところ、
雨漏りの原因がわかりました。
サイディングの下端に、土台水切りがなく、さらに、サイディングと床の防水層の間をシーリングでふさいでありました。
これでは、サイディングの中に入った雨水は排水されず、大量に入ると室内へ雨漏りしてしまいます。
雨漏り原因がはっきりしたので、雨漏り修理を行いました。
雨漏り修理
サイディングの下端を解体しました。
上写真は、防水シートとサッシの間に発生している隙間をとらえたものです。
下から排水できなかったので、この隙間から室内へ雨漏りしていました。
この部分では、縦胴縁にしっかりと雨水浸入による水痕があり、腐朽菌も発生していました。
頻繁に、サイディングから雨水浸入していたことがわかります。
サッシと防水シートの隙間をテープでしっかりふさぎ、雨漏りの原因をつぶしました。
サイディングの下端は、同じ厚みのサイディングで復旧しました。
サイディングの目地はシーリング打替えを行いました。
外壁リフレッシュ工事
併せて、外壁塗装工事を行いました。
シーラー塗り(下塗り)をしっかりと行います。
次に、シリコン中塗りを行いました。
最後に、シリコン上塗りを行いました。
外壁以外もきれいに塗装して完成です。
工事のビフォーアフター
工事前
工事後
工事の前後で、別の家になったようです。
雨漏り修理で使用した色違いのサイディングも、全体を塗装すれば、全くわからなくなりました。
雨漏り修理のついでに、このようなイメージを変えるリフレッシュ・塗装工事を併せて行うこともありだと思いました。
外壁・雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
神清からのお願い
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