お金持ちの家には、なぜか?天然スレート  普通の住宅には化粧スレートの法則

お金持ちの家には、なぜか?天然スレート? 普通の家には化粧スレート?の法則

こんにちは~。

屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。

先日、偶然通りかかった住宅の屋根材が何か?わかりませんというブログを書いたところ、「天然スレートだよ」と皆様に教えていただきました。

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天然スレートはヨーロッパなどで昔から教会の屋根でも使用されていました。

日本でも東京駅の屋根や昔の高級な洋館の屋根に使用されています。

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しかし、天然スレートがどういうものなのか?よくわからなかったので、調べてみました。

天然スレートは玄昌石(げんしょうせき)など粘板岩という種類の石です。

つまり、人工的に合成されたものではなく、天然石の1つです。

天然石の建築物は、紀元前2000年頃には、エジプトでピラミッドが建設されていますし、ギリシア、ローマなどの神殿や彫刻、中世の教会建築などがあります。

日本で本格的に利用されるようになったのは、ヨーロッパ文化が入ってきた明治以降となります。

国会議事堂の屋根

日本一、たくさん天然石を使った建築物といえば、国会議事堂です。

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明治20年に建設が決定され、国産の石材が使用されています。

外装には花崗岩(かこうがん)34万切れ=25,500t、内装には大理石(だいりせき)3万7千切れ=2800tが使用されています。

花崗岩で建築でよく耳にするのが、御影石(みかげいし)です。

兵庫県の御影地方に産出する花崗岩のことで、白と黒の小さい粒子が詰まっているような見た目をしています。

深成岩でマグマが地中の深部で冷却され、地中圧力によって形成された岩石です。

耐久性・加工性に優れ、吸水率が低いので外装に向いています。

大理石は石灰岩が変成作用を受けてできた岩石で、建築用石材では一番柔らかく、吸水性が高い性質があります。

炭酸カルシウムが主成分のため、酸性雨に弱く風化しやすい為、建材としては雨のあたらない内装に向いています。

粘板岩である天然スレートは特有の割れやすい方向があり、剥がして薄板状に加工し使うことができます。

その特徴を生かして、屋根では厚さ6㎜程度の薄板で使用しています。

天然スレートは高級屋根材として、世界各地の高級住宅で使用されています。

しかし、日本ではなぜか?高級住宅にも、化粧スレート屋根材(安価なセメント系の工業製品・悲しいかな、バカでも施工できる商品と言われ販売されています)が使用されています。

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スレート屋根は「ナウシカの腐海」のイメージ

変色、褪色、コケなど著しく劣化して、ナウシカ腐海のイメージです。

そのため、きれいな外観を保つためには、再塗装が必要となります。

そこで、日本の高級住宅でも、ヨーロッパのように高級な天然スレートを使用してほしいものです。

外観がきれいで高級感がありますし、10年毎の再塗装・足場代が必要なくなりますので、お金持ちの思考にはピッタリだと思いますよ~。

 

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