パミール屋根材とは? 調査(脱落・割れ・剥離・凍害・名古屋地域)

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パミール屋根材とは?

パミール屋根の劣化調査事例が多く報告されています。

パミール屋根材について、詳しくご紹介いたします。

 

パミール屋根材は化粧スレート系無石綿屋根材です。

販売元は窯業系サイディングのトップメーカーであるニチハ(株)(名古屋)です。

販売期間はパミールA・M・Sが1996年〜本格販売開始となり、2009年に販売中止となるまでの13年間でした。

販売エリアは、関東・中部(名古屋)・関西・中国・四国までとなっていました。

実際に、使用されていた広告は以下のものでした。

パミール広告

 

しかし、実際には築10年弱で、表面剥離、層状剥離が発生しています。

築15年(場所:東京)での実物の写真は以下のものです。


パミール1

 

このように、パミール屋根材の劣化が激しく発生しています。

一方、周辺に施工されている化粧スレートの他社商品は、このような劣化は発生しませんので、比較して、パミール屋根材に問題があるのではないかという話になっています。

さらに、メンテナンスを考えた場合でも、問題があります。

化粧スレートでよく行われる再塗装をパミール屋根では行うことができません。

再塗装を行う場合、屋根材の表面を高圧洗浄して、コケや汚れを落とす必要があります。

しかし、高圧洗浄を行うとパミール屋根材がさらにボロボロと剥がれてしまうためです。

その他にも、パミール屋根材をはがすと結露水が見られます。

パミール屋根材の表面およびルーフィング表面に結露水がびっしりと結露しています。

パミール結露

この水が釘やタッカーによるルーフィングの穴から野地合板に浸入します。長期で考えますと野地合板を腐朽させるリスクが高くなります。

パミール野地劣化

化粧スレート屋根にお住まいの方で、1996年〜2009年に建設された方は、自宅の屋根がどの商品名(メーカー)か確認されてはいかがでしょうか?

もし、パミールである場合は、屋根を下から眺めてください。

下から見て、変色等ありましたら、工務店さんなどにご連絡して、対応をご相談されることをお奨めいたします。 (#⌒∇⌒#)ゞ

 

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