中国の瓦メーカーに見学に行きました。
もともと、タイルメーカーが瓦も生産するようになったそうです。
中国はマンションが主流です。そのため、瓦はほとんど使われていなかったそうです。しかし、マンションの屋上をフラットにしておくと、建築確認後に、勝手に増築してしまっていたそうです。それを防止するために、傾斜屋根が法律化され、瓦を使用するようになったそうです。
そのため、瓦の設置方法は、傾斜屋根の下地にモルタルで瓦を張り付けるというもので、防水などの考えはなく、瓦は化粧材として使用されています。また、地上からかなり高い位置に設置されるため、外観の基準はラフとなっています。
瓦のデザインは、波形となっています。釉薬瓦で、色種はたくさんありました。防水の考えがないため、日本とは違い、瓦同士の重なりは小さくなっています。
工場は、日本の瓦工場に比べて、大規模でした。焼成窯はローラーハウスキルンと呼ばれるもので、タイルの工場と同じ設備になっていました。
原料から最終の焼成までの工程は、自動設備となっていましたが、検査・梱包はたくさんの人で行っていました。外観検査がラフなため、ほとんど、廃棄することなく梱包していました。
このような割れたものだけが廃棄されていました。
あらためて、同じ瓦でも、日本では、日本の木造建築に合うように、いろいろな防水の工夫が施してあり、長い歴史がある商品だと思いました。 (#⌒∇⌒#)ゞ
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