工事の概要
屋根材:太陽光パネル一体型屋根⇒ガルバリウム鋼板を加工して葺き直し
価格:約250,000円(足場、下地補強抜き)
工期:3日間
築年数:約20年
太陽光パネル一体型屋根が強風で破損。板金加工で葺き直し。
太陽光パネル一体型屋根のけらば側をカバーしている板金が強風で飛散した物件でした。
既存のセメント屋根材をめくり、太陽光パネル一体型屋根を新たに施工してありました。
板金屋さんが我流でパネル周辺を同じ高さとなるように、ガルバリウム鋼板で葺いた屋根でした。
しかし、板金の下側に強風が入り込み、ガルバリウム鋼板が千切れて飛散していました。
雨水も浸入していて、板金を留めている木材の劣化も見られたので、ガルバリウム鋼板を同じ高さではなく、野地板のレベルで設置して、強風が入り込まない仕様で、葺き直しました。
工事の手順
工事前の状態
太陽光パネル一体型屋根でした。
赤丸の部分の板金が飛散していました。
0.35mmのガルバリウム鋼板が引き千切れていますので、かなりの強風が板金下に入って吹き上げたと想像できます。
板金が垂木に留め付けているシンプルな構造でした。
1.周辺の板金を撤去
板金を撤去してみると太陽光パネルの高さに合うように、垂木が設置してありました。
板金で覆ってあったのですが、たるきにはかなり雨水浸入した水痕が黒く残っていました。
頻繁に雨水が浸入していたようで、たるきの腐朽も見られ、板金を留めていた釘を保持することができなかったことも飛散した原因とも考えられます。
たるきに対して、防水紙を巻くなどの配慮もなく、耐久性のない施工がなされていました。
2.たるきを撤去
パネル周辺の板金、たるきを取り除きました。
ルーフィングの上に太陽光パネルが設置されていて、このような施工方法が正しいのか?疑問が残りました。
3.新たに樹脂たるき、ルーフィング、ガルバリウム鋼板を設置
パネルと同じ高さで周辺を納めることは、強風に対してリスクが高いので、周辺のガルバリウム鋼板は野地板の高さとしました。
耐久性を考えて、新たに樹脂たるき、ルーフィングを下地として使用しました。
4.周辺の板金を加工して完成!
周辺の板金を加工して新たな太陽光パネル一体型屋根の完成です!
太陽光パネルの屋根に関しては、いろいろと不具合が発生しても、なかなか表に出てこないようです。
これから太陽光バブル時の屋根業者ではない方の施工した物件で、このような不具合が出てくるかも?
この物件は幸いにも不具合がパネル下ではなかったので、比較的安価に補修することができました。
屋根の不具合でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。
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