台風15号の屋根被害視察報告書が公開されました!
9月19日に台風15号の屋根被害調査を千葉県房総半島で行いました。
愛知県陶器瓦工業組合、全国陶器瓦工業組合連合会、全日本瓦工事業連盟、日本屋根外装工事協会が協力して、調査を行いました。
私は、愛知県陶器瓦工業組合屋根施工WGのメンバーとして、調査に参加し、その報告書をまとめました。
内容を簡単にご紹介します!
視察場所
千葉県安房郡鋸南町~千葉県南房総市を中心に視察しました。
地元工務店さんの現場や被害が大きかった場所などを6カ所視察しました。
また、南房総市富浦町付近では、100m内の全棟調査(N=56)を行いました。
調査結果について
・築年数10年未満の建物の屋根(屋根材を問わず)はほとんど被害がありませんでした。(他からの飛来物による破損をのぞく)
・築年数30年以上の建物の屋根(屋根材を問わず)は、すべて被害がありました。(平家をのぞく)
・比較的新しい建物でも立地によっては、化粧スレート屋根材が横方向に暴露面が破断していました。地域の基準風速38m/sを超えていた場所も想定されます。
・瓦屋根はここ15年ぐらいで、防災タイプ(耐風性能が高い仕様)に進化しています。それ以降の瓦屋根の被害は大幅に少なくなっていました。
・屋根材だけではなく、屋根下地・小屋組が飛散した現場も10棟程度、見受けられました。その屋根材は、化粧スレート屋根や金属屋根でした。
・屋根下地・小屋組が飛散すると、養生することができず、住めなくなる可能性が高くなります。
・昨年の大阪に比べて、屋根下地・小屋組が飛散した現場が多いと感じました。
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。