工事の概要
日本瓦屋根・隅棟と下り棟の交差部からの雨漏り 解体して排水路を確保
工期:3日間
築年数:約50年過ぎ
瓦屋根からの雨漏り。隅棟部からの雨漏りでした。
瓦屋根からの雨漏りで、伺ってみると隅棟と下り棟の交差部からの雨漏りでした。
また、下り棟の一部の瓦が、壊れていました。
雨漏りを部分解体して、排水路を確保して復旧しました。
周辺の古い瓦・鬼瓦を使用しながら、新規瓦で復旧しました。
土葺きの場合、雨漏りは葺き土の色を見ることで、確認できます。
簡単にご紹介します!
天井の雨染み
屋根からの雨漏りして、天井に雨染みが発生していました。
工事前
雨漏り箇所の寸法を測定して、屋根に登ってみると、不具合箇所がすぐに特定できました。
お客様がご自分で、鬼瓦周辺を養生してありました。
雨漏り箇所は、下り棟と隅棟が交差している部分でした。
工事中
①棟の解体
下り棟を部分的に解体しました。
続いて、隅棟を解体しました。
瓦はかなりシールがついているので、新しい瓦に交換しました。
②原因調査
雨漏りの浸入口を葺き土を観察しながら、特定します。
隅棟の部分の葺き土は、濡れていました。
一方、下り棟の葺き土は、乾いていました。
また、下り棟と大棟の接点部分も葺き土が濡れていました。
③棟の復旧
原因がはっきりしたので、補修しながら、復旧します。
下り棟を新しい瓦で復旧しました。
鬼瓦は、50年前のものをそのまま使用しました。
また、葺き土の代わりに、なんばんしっくいを使用しています。
続いて、隅棟の復旧です。
下り棟との間を開けて、排水路を確保して、隅棟を復旧しました。
工事後
大棟と下り棟の部分も新旧の瓦を織り交ぜて、復旧しました。
瓦という材料の50年差も違和感なく、屋根となる所が瓦のメンテナンス性の良さと言えます。
平部もところどころ、瓦を交換して、屋根をきれいに仕上げました。
ポイントまとめ
・瓦屋根の雨漏りは部分補修できる。
・下り棟と隅棟の取り合い部が詰まっている場合、解体する。
・復旧は排水路を確保して、新規瓦で葺いても周辺と違和感ない。
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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