セメント瓦屋根のメンテナンス 塗装ではなく石付金属屋根に葺き替え

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、高浜市・半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の屋根・雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経ホームビルダー/日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

セメント瓦のメンテナンスを検討している人。

セメント瓦の塗装を考えている人。

セメント瓦の葺き替えを検討している人。

 

 

この記事で伝えたいこと

セメント瓦屋根のメンテナンスのご相談をいただきました。

セメント瓦は廃盤となっているので、塗装のメンテナンスはオススメできません。

差し替え用のセメント瓦がないため、思い切って葺き替えされた方が今後の心配がありません。

葺き替え後、お客様から屋根の補修は考える必要がなくなったので安心と喜ばれました。

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工事の概要

セメント瓦屋根  セメント瓦を葺き替えして、石付金属屋根へ。

工期:1週間

築年数:20年

セメント瓦屋根のメンテナンス 塗装ではなく石付金属屋根に葺き替え

セメント瓦屋根のメンテナンスをご相談されました。

セメント瓦は廃盤になっていたので、塗装はオススメしませんでした。

今後、自然災害などで被害があったときのメンテナンスが大改修となりますので、今後もお住まいになるなら、塗装せずに思い切って葺き替えされることをオススメしました。

イメージを同じようにされたいとのことで、石付金属屋根で葺き替えしました。

石付金属屋根は山谷のある形状で、セメント瓦に近い状態となりました。

石付は変色がわかりにくいので、今後は塗装する必要がないので、お客様は喜ばれました。

但し、金属屋根は変形しやすいので、注意が必要ですね。

簡単に、工事の様子をご紹介します!

 

セメント瓦屋根の葺き替え

工事前

セメント瓦は変色やコケにより、汚れてしました。

割れや破損もあり、メンテナンスが必要な状態でした。

工事中

セメント瓦をめくります。

使わない天窓は撤去してほしいと依頼がありました。

セメント瓦のめくりに併せて天窓も撤去しました。

天窓の開口部を違和感がないようにふさぎました。

新しいルーフィング(防水シート)を設置します。

 

石付金属屋根によるカバー工法

石付金属屋根は直貼りで、野地板にビス留めします。

屋根の雰囲気はセメント瓦と同じようなデザインを希望されたので、山谷のある形状の屋根材を選びました。

防災タイプとなっていないため、屋根材の先端垂直面をビス留めすることで、上下の屋根材が連結する仕組みとなっていました。

棟部はカットして寸法を合わせます。

棟補強金物と棟芯木を使用して、棟下地を作成します。

山谷はシーラーと板金で処理する乾式工法となっていました。

棟包みをビス留めして完成です。

 

セメント瓦屋根の葺き替えビフォー・アフター

施工前

施工後

同じ南欧風の屋根となり、お客様は喜ばれていました。

セメント瓦屋根の葺き替えは一般的には、瓦での葺き替えをオススメしています。

重量はセメント瓦と瓦ではほとんど変わりません。

葺き替えを行うなら、金属屋根よりも瓦の方が安価で、長持ちするからです。

しかし、お客様の要望によっては、金属屋根でも改修しました。

通常の塗装系屋根材よりは長持ちする石付金属屋根もオススメです。

 

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