引上げ試験を行います・・・
試験架台に屋根の野地板になる構造用合板を
取り付けてます。そして通常の屋根瓦の施工と
同じように横桟木を取り付けます。
通常ではルーフィングを施工しますが、
引上げ試験にルーフィングは必要ないので、
省いて施工します。
野地板や横桟木を取り付けている間に
試験体の瓦に治具を取り付けるための
穴をドリルで開けます。
瓦に穴を開けるのは結構手間でダイヤモンドが
先端についているドリルで開けます・・・。
一つの試験に9枚は穴を開けるので、
54枚に穴を開けるので、結構大変です。
ドリルの先端も段々と摩耗してくるので
開きずらくなります。
続いて瓦を取り付けます・・・
F形瓦から試験を始めるので地割通りに
瓦を取り付けていきます。
釘やビスなど施工方法に合わせて留付け方法を
替えながらの試験です。
準備が終わればいよいよ試験の開始です。
時間のかかる試験と直ぐに終わる
試験があります
こんな感じの試験となります。
赤い◯の位置にある瓦をワイヤーで
引上げでその数値を計算して風圧力として
数値化します。
ワイヤーの引上げ数値をパソコンのソフトで
計算し直して即座にデーター化されます。
それらを窯業試験場として正式な試験結果として
提出してくださいます。
試験方法は150回の繰り返し試験と
一発引上げ試験の二種類があります。
150回はおおよそ30分程の時間がかかります。
一発引上げは5秒程で終わります。
このような試験を繰り返して
瓦屋根が災害に強いとの証明をしながら
施工方法に反映されていきます。
近年の地震や台風で瓦屋根が弱いとの
風評被害を受けていますが、被害に遭われている
家はガイドライン工法が制定される
以前の旧工法での施工でありガイドライン工法以降の
瓦屋根では被害は発生していません。
減災の為に、瓦屋根の施工方法を
点検・拭きなおしてみませんか?
<(_ _)>
神清からのお願い
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