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スレート屋根と平瓦(F形瓦)って、どうやって見分けるの?
みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
「スレート屋根、コロニアル、平瓦って、どうやって見分けるの?」とお問い合わせいただきました。
屋根材の見分け方を独断で、レクチャーします!
仲間分け
はじめに、大きく2つのグループに仲間分けをします。
A:スレート屋根、アスファルトシングル
これらは、屋根面がほとんど平らなデザインとなります。
B:平瓦(F形瓦・平板瓦)、セメント屋根材
これらは、屋根面に少し凹凸・段差があるけど、全体的には平らなデザインとなります!
A:スレート屋根、アスファルトシングル
まず、スレート屋根、コロニアル、カラーベスト、化粧スレート、石綿スレートは同じ屋根材を指していて、いわゆる、「スレート屋根」です。
名称の意味についての詳細は、こちらをご覧ください!
Aグループの屋根はこんな感じです!
チェックポイント①:屋根面に凹凸・段差があるかないか?⇒無ければ、スレート屋根!
スレート屋根は屋根面を見たときに、ほぼ平らと感じます。
実際の屋根材をアップで見ると、
スレート屋根材の厚みは5~6㎜と薄いために、屋根として目線が遠くなるとほぼ平らに見えます。
平らな面に、この薄い段差が模様として入ります!
チェックポイント②:屋根の周辺部が直線的なデザインかどうか?⇒直線的ならスレート屋根!
スレート屋根はケラバや棟などを金属板金で納めています。(若干、例外仕様もありますが)
そのため、屋根の周辺部が直線的なデザインとなっています!
B:平瓦(F形瓦)、セメント屋根材
まず、平瓦(ひらがわら)、F形瓦(えふがたがわら)、平板瓦(へいばんがわら)は同じ瓦を指しています!
Bグループの屋根はこんな感じです!
チェックポイント①:屋根面に凹凸・段差があるかないか?⇒あれば、F形瓦屋根!
瓦屋根は屋根面に凹凸・段差があることを感じます!
実際の瓦をアップで見ると、
F形瓦は厚みが14~20㎜と厚いため、この段差が目立ちます!
さらに、表面に凹凸などのデザインもあるので、真っ平とは感じません!
チェックポイント②:屋根の周辺部が直線的なデザインかどうか?⇒段差があれば、F形瓦屋根!
屋根の周辺部は同質の瓦で納めています!(若干、例外もありますが)
同質の瓦であるため、厚みが20㎜程度あり、段差がはっきり見えます!
屋根の周辺をしっかりガードしている印象を与えます!
また、このF形瓦は先程と違い、表面の凹凸がないタイプのデザインです。
凹凸はなくても、スレート屋根と見比べると段差はクッキリしています!
一般的には、この瓦の段差は屋根・住宅に対して高級感を与えていると言われています!
Aグループ内での見分け方
スレート屋根とアスファルトシングルの見分け方はむずかしいので、ここでは割愛します。
現在の新築採用シェアとしては、10倍ぐらいスレート屋根が多いですし、既存住宅においては、圧倒的にスレート屋根です。
スレート屋根とアスファルトシングルはメンテナンス期間も同じように10年程度ですので、大きな差はないと言えます。
Bグループ内の見分け方
F形瓦とセメント屋根材の見分け方もむずかしく、ここでは割愛します。
新築採用シェアは圧倒的に、F形瓦が多いです。
セメント屋根材は紫外線劣化するため、経年で変色や強度低下が発生します。
F形瓦がメンテナンスフリーに近い状態に対して、セメント屋根材は再塗装が必要ですので、注意が必要です!
既存住宅では、紫外線劣化により、屋根が変色・コケ発生・汚れていたら、セメント屋根材と判断することができます!
まとめ:2つのポイントを見れば、スレート屋根か平瓦か判断できます!
チェックポイント①:屋根面に凹凸・段差があるかないか?
チェックポイント②:屋根の周辺部が直線的なデザインかどうか?
以上のポイントを見ると区別できますよ!
平瓦は塗装はNGですので、リフォーム業者さんに勧められても断ってくださいね!
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
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