屋根の不燃材料なに?
図解 屋根に関するQ&A
よく聞かれる屋根への質問にわかりやすくお答えしています。
「屋根の不燃材料って、どんな種類があるの?」とお施主さまから質問をいただきました。
Q:屋根の不燃材料ってなに? ~Q027~
A:瓦は不燃材と認定されている。瓦とは、粘土を主原料として混錬、成形及び焼成した製品であり、製造工程において、約1130℃を超える温度で焼成しているので、すべての(粘土)瓦製品は不燃材料であり、「延焼防止性能」がある。建築地域によっては、屋根を不燃材料としなければならない。
瓦は不燃材と認定されている
瓦は建築基準法第2条第9項に基づき、建設省告示第1400号平成12年5月30日(最終改正 国土交通省告示第1178号(平成16年9月29日))において不燃材として定義されています。
建築確認申請の不燃材料国土交通大臣認定番号は、「建設省告示第1400号(最終改正 国土交通省告示第1178号)にて認定」と記載してください。
尚、不燃材料認定試験とは、試験体を720℃で20分間保持、き裂の発生や有毒ガスの発生を確認し判定する試験です。
セメント屋根材や化粧スレートで、製品毎に認定を取得しているのは、表面の塗料などにより、そういった問題の発生する可能性があるからです。
その点、瓦は表面の着色部分も釉薬(ゆうやく)層となっていて、不燃です。
また、瓦は不燃材料と認められているため、飛び火試験(延焼防止性能試験)も不要となります。
その他の主な屋根材の不燃材料国土交通大臣認定番号は以下となっています。
カラーベスト:NM-2093
金属屋根材:NM-8697(塗装ガルバリウム鋼板の場合:メーカー問わず)
アスファルトシングル屋根材:不燃材料ではありません。
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