青色の屋根ってなに?
図解 屋根に関するQ&A
よく聞かれる屋根への質問にわかりやすくお答えしています。
「うちの屋根は青色だけど、どういうものなの?」とお施主さまから質問をいただきました。
Q:青色の屋根ってなに? ~Q028~
A:青色の屋根は、青緑(せいろく)色の瓦屋根。30~40年前、人気のあった日本瓦の屋根。瓦を焼く窯の温度分布で、色が水色~青色の自然なムラとなる。和風から洋風の住宅の屋根にも採用されている。日本瓦の他にも、S形瓦、フレンチ瓦でも好まれて、使用されていた。
青緑色の瓦屋根です。
瓦の表面の色は釉薬(ゆうやく)の種類によって、いろいろ変化させることができます。
40年前頃に、開発された青緑(せいろく)色はそれまでのいぶし瓦(銀色)、塩焼き瓦(赤色)とは異なり、洋風なデザインの住宅にもマッチしたため、多くの屋根に使用されました。
色合いも瓦1枚1枚で少しずつ変化(水色~青色)があり、好まれました。
変色もほとんどないため、まだ、多くの住宅の屋根で使用され続けています。
最近では、太陽光発電パネルを設置する住宅が多くなったことで、新築での採用は少なくなりました。
このような波形状である瓦は日本瓦(和瓦・J形瓦とも呼ばれます)という種類となります。
メンテナンス・部分補修で必要な場合、日本瓦の青緑色は現在も生産されていますので、お取り寄せ可能です。
お気軽にお問い合わせください。
30~40年前によく使用されていたその他の瓦、S形瓦(波の山が大きい瓦)、フレンチ瓦(縦長の平板瓦)にも採用されていました。
こちらは、現在、生産中止のものも多くありますので、部分補修の場合は、現物の写真・瓦寸法などとともに、お問い合わせください。
瓦以外では、石綿スレート、金属屋根の瓦棒葺きの屋根材の塗装でも、青色が使われていました。
塗装品であれば、再塗装によるメンテナンスが可能な種類もあります。
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