目次
天井にカビが発生する3つの原因
天井にカビが発生する3つの原因について紹介します。
- ほこり
- 換気不足
- 雨漏り
カビが繁殖しやすい条件は温度・湿度・栄養があります。
- 温度25~30℃
- 相対湿度70%以上
- 栄養分が必要
次の章から詳しく解説していきます。
【天井のカビの原因】①ほこり
天井のカビの原因として、ほこりがあります。
天井のクロスはカビの栄養分であるホコリを静電気で呼び寄せるため、カビの繁殖地となる可能性があります。
カビ自体は空中を浮遊しており、室内の至る所に存在しています。
栄養分があるとそこでカビが大量に繁殖することで、カビを確認することになります。
ほこりによるカビを防ぐ対策としては、掃除機でほこりを吸い取ったり、定期的にアルコールで天井を拭いたり、空気清浄機で除菌したりすることがあります。
【天井のカビの原因】②換気不足
天井の角は空気がとどまりやすくカビが発生しやすいです。
天井と壁のコーナー部はわずかに温度が下がり、湿気が移動してくる場所です。
室内の24時間換気が設置されていても、部屋の空気を入れ替えることにはつながりますが、部屋の隅角部までを均一に換気することはできません。
換気システムが設置されていたとしても、サーキュレーターや扇風機などで空気を循環させることが大切です。
また、部屋の湿度を低下させることで、隅角部の湿度を下げることも可能です。
【天井のカビの原因】③雨漏り
天井のカビの原因として、雨漏りが考えられます。
雨漏りが起こっていると、室内の湿度が高い状態になります。
雨漏りで濡れた天井の室内側・天井上は部分的に湿度がかなり高い状態が続きます。
雨漏りによって、カビが繫殖しやすい湿度条件をクリアすることになります。
また、じわじわと雨漏りしていると雨漏りが発生していることに気がつかないこともあります。
いつの間にか天井にシミ・カビが発生して、雨漏りを気付くことも。
雨漏りを発見した場合は、すぐに雨漏り調査して原因を特定して、雨漏り修理を行うことをオススメします。
雨漏り修理の費用相場について詳しくはこちらの記事で解説しています。
住居に生えるカビの種類
住居に生えるカビの種類について紹介します。
- 黒カビ
- 赤カビ
- 煤カビ(ススカビ)
- コウジカビ
①黒カビ
黒い斑点状のカビで、壁や水回りをはじめとして住居の多くの場所で見られます。
軽度なものはアルコールで除去可能ですが、タイルの目地やパッキンなどの柔らかい部分にこびりついて黒カビは塩素系漂白剤をしようして除去することが有効です。
②赤カビ
ピンク色や紫色をしており、主にキッチンや浴室といった、ぬめりが出やすい水回りの床や壁、天井に発生する特徴があります。
こまめな掃除が必要です。
③煤カビ(ススカビ)
壁等に塗られた塗料やエアコン内部等のプラスチック面にみられるスス状のカビのことです。
結露部分やビニール素地で発生しやすく、エアコン内部は超注意です。
煤カビは吸い込むと健康に悪影響を及ぼすものです。
④コウジカビ
発生場所によって白、茶、緑とさまざまな色に変化します。
まだら模様のカビで、家の中では食品はもちろん、カーペット、畳、皮革製品等に発生しやすいです。
コウジカビも健康に影響を及ぼす原因となるため、見つけたら除去し、消毒をしてください。
天井のカビを放置するリスク
天井のカビを放置するリスクについて紹介します。
- 部屋全体にカビが広がるリスク
- 体調不良のリスク
- 異臭のリスク
- 家の価値や安全性が下がるリスク
部屋全体にカビが広がるリスク
カビは繁殖すると空気中にカビの胞子を飛散させます。
カビの繫殖する条件が部屋の他の部分にもあると離れたところへ広がることになります。
天井や内壁だけでなく、布団や衣類で繁殖する可能性までありますので、早期に除去することをオススメします。
体調不良のリスク
カビを大量に吸い込むことで、体調不良となるリスクがあります。
アレルギー体質となったり、過敏症となったりすることもありますので、カビを甘くみてはいけません。
異臭のリスク
カビ臭い部屋となるリスクがあります。
徐々にカビが繁殖するので、住んでいる人は気付かなくても来客者に気になる異臭ですので、部屋へ入ったときの印象が悪くなります。
家の価値や安全性が下がるリスク
カビ臭い家はどこかに問題があると考えられるので、家の価値が低下します。
天井裏にカビが発生していることは、柱や屋根下地が濡れている可能性があり、木材が腐朽しているリスクがあります。
家の構造耐力に影響する部分が腐朽すると安全性が下がり、資産価値はさがります。
天井のカビは放置せずに、早めに対策しましょう。
カビは自分で対処できる?
カビが生え始めた初期段階なら、自分でカビを取り除くことができます。
水分を吸わない天井のビニールクロスに付着したカビの場合、市販の薬剤、または消毒用エタノールや漂白剤などでカビを拭き取る方法があります。
しかし、天井材が漆喰、土壁、木の壁などでは、薬剤で拭き取ることがNGな場合もありますので注意が必要です。
また、室内側を拭き取ったとしても、天井上にもカビが発生していることもありますので自分では対処できないカビの発生もあると理解しておきましょう。
天井のカビを除去するための費用
天井のカビを除去するための費用は一般的には1㎡あたり約2,000~3,000円程度と言われています。
カビの範囲や使用薬剤、作業時間、人数、天井高さなどによって異なります。
また、雨漏りが原因の天井のカビの場合は、別途、雨漏り調査・修理を行う費用が必要となります。
天井のカビを防ぐために対策
天井のカビを防ぐための対策を紹介します。
- 雨漏り修理を行う
- 結露の除去する
- 空気清浄機・除湿器・エアコンを活用する
- 定期的に換気を行う
- 細めに掃除を行う
- 調湿機能をもつ建材を選ぶ
- サーキュレーターなどで空気を循環させる
カビ対策として、室内の湿度を下げることがあります。
それを達成するためには、生活による水分・結露・雨漏りなどの湿気の発生源を無くすことが対策の第一となります。
その上で、定期的な換気・掃除を心掛けましょう。
【まとめ】天井のカビには原因があります
天井のカビの発生原因として主な3つを紹介しました。
また、カビが繁殖しやすい3条件についても紹介しました。
- 温度25~30℃
- 相対湿度70%以上
- 栄養分が必要
この中で、とくに相対湿度70%を下回るような環境とすることが重要となります。
湿気の発生源となる雨漏り・結露・生活による水分を無くす・減らすことが需要です。
天井のカビが発生したら放置せずに、カビの除去とカビの対策を行いましょう。
雨漏りに関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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