工事の概要
屋根材:日本瓦(土葺き)⇒ 日本瓦(ガイドライン工法)
価格:約20,000円/㎡(足場、下地補強抜き)
工期:20日間
築年数:100年 100㎡
築100年日本瓦(土葺き)屋根を巨大地震でも耐える屋根にしたい!
築100年の大邸宅の日本瓦(土葺き)屋根の物件でした。
瓦屋根から雨漏りするとのことで、お伺いしてみると、大変歴史ある大邸宅でした。
これまでも少しずつ瓦屋根を補修された形跡はありましたが、全体的に雨漏りしていましたので、部分補修では雨漏りを止めることができないと判断して、母屋は全面葺き替えを行いました。
100年耐えた瓦でしたが、部分的に劣化しているものもあり、再利用ではなく、現在の新しい瓦を使用します。
下屋などは雨漏りしている屋根面だけの葺き替えとしました。
お屋敷が広いので、すべての瓦屋根を葺き替えると大変な金額となりますので、雨漏りが発生している屋根面のみ補修しました。
日本瓦(土葺き)を耐震・耐風工法であるガイドライン工法で葺き替えを行いましたので、台風・地震にも耐える屋根をご紹介します!。
工事の手順
工事前の状態
工事前の屋根裏の雨漏りの状態です。
100年前の瓦は所々、劣化しているものもありました。
1.古い屋根をめくる
瓦の下は土葺きの葺き土がびっしり入っていました。
葺き土をはがすと杉皮となっていました。
杉皮の下には、バラ板となっていて、所々、隙間が開いていました。
大量の瓦、土を効率よく、クレーン車で屋根から降ろします。
2.下地の構造用合板を増し貼りする
バラ板の上を構造用合板で補強します。
3.新しいルーフィング、瓦桟木を施工する
野地合板の上に新しいルーフィング(高級改質アスファルト防水材)、瓦桟木を施工します。
4.新たにガイドライン工法で葺き替えして、完成!
新しく耐震・耐風工法であるガイドライン工法で施工しました。
棟部、軒先、けらばとビス留めして、しっかり固定しています!
葺き土だけでも、5トン程度、屋根が軽くなりました。
施工前、施工後をドローンで撮影させていただきました。
施工前
施工後
いぶし瓦で単色に見えている部分が葺き替わったところです!
上空から見るとこんなに違うものかと驚きです!
これからまた、何十年としっかり家を守る屋根の完成です。
きれいな屋根となり、お施主さまにも大変喜んでいただきました!
屋根に関してお悩み・疑問等ありましたら、お気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
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