目次
- 戸建て屋根のメンテナンスが必要な理由とは?
- 建て替えよりもメンテナンスする傾向となっている
- 戸建て屋根のメンテナンスが必要な時期と費用:瓦(焼き製品)
- 戸建て屋根のメンテナンスが必要な時期と費用:スレート(セメント製)
- 戸建て屋根のメンテナンスが必要な時期と費用:アスファルトシングル
- 戸建て屋根のメンテナンスが必要な時期と費用:ガルバリウム鋼板
- 戸建て屋根のメンテナンスが必要な時期と費用:石付金属屋根
- 戸建て屋根のメンテナンスが必要な時期と費用:樹脂繊維セメント屋根材(樹脂セメント製)
- 戸建て屋根のメンテナンスが必要な時期と費用:断熱材付横葺き
- 戸建て屋根のメンテナンスが必要な時期と費用:セメント製(モニエル)
- 戸建て屋根のメンテナンス費用を抑えるポイント①瓦を選ぶ
- 戸建て屋根のメンテナンス費用を抑えるポイント②定期点検をおこなう
- 【まとめ】戸建て屋根のメンテナンスで住まいを守ろう!
戸建て屋根のメンテナンスが必要な理由とは?
戸建て屋根のメンテナンスの必要性について紹介します。
屋根のメンテナンスのベースは屋根点検となります。
屋根点検で不具合が発見されたときに、補修・修繕などの検討に移行していきます。
屋根点検は「自然災害の増加」「屋根被害の増加」「詐欺業者の増加」により必要性が増してきています。
とくに、巨大台風、巨大地震、集中豪雨などの自然災害は、毎年、日本全国で発生し、屋根被害を増加させています。
屋根被害が発生すると雨漏りに直結し、その住宅での平穏な生活を送ることができなくなります。
そのため、屋根の健全な状態を維持することが住宅を守ることにつながります。
屋根点検を行い、不具合を早期発見・解決することが重要です。
建て替えよりもメンテナンスする傾向となっている
10~20年前までは、住宅はメンテナンスよりも建て替えが主流となっていました。
家に被害があったら「直すより建て替えした方がいい」という話しをよく聞いていました。
しかし、現在では適切なメンテナンスを行うことで建て替えよりもコストを抑えつつ、住宅の価値を保つ方向へ移行しています。
マンションと同様に戸建てでも、リフォーム・リノベーションを行って、中古住宅に住む方も多くなっています。
メンテナンスする傾向へ移行している理由としては以下があります。
- 建築技術や住宅性能の向上
- 建て替えコストの上昇
- 環境への配慮
- 価値観の変化
建築技術や住宅性能の向上
現代の住宅は、耐震性、断熱性や耐久性が向上しており、適切にメンテナンスを行うことで長期間使用できる構造になっています。
また、屋根や外壁など外皮からの雨水浸入を防ぐことで、建物構造の劣化を軽減させています。
建て替えコストの上昇
建て替えには解体費用と新築費用がかかり、ともに大幅にコストが上昇しています。
一方で、リフォームやメンテナンスは部分的な対応で済むため、比較的安価で行えます。
また、建設コストの上昇で、新築を購入できない方が増え、中古住宅を購入しリフォームされる方も多いようです。
環境への配慮
廃材を出さずに既存の住宅を活かすリフォームは、環境への負荷を軽減します。
エコロジー志向の高まりとともに、メンテナンスが注目されるようになりました。
価値観の変化
家を「使い捨て」ではなく、「手をかけて長く住み続けるもの」として考える人が増えてきました。
特に愛着のある住宅や古い住宅を生かしたリノベーションが人気です。
戸建て屋根のメンテナンスが必要な時期と費用:瓦(焼き製品)
戸建て屋根として、瓦(焼き製品)のメンテナンス時期と費用について紹介します。
瓦(焼き製品)の大規模なメンテナンス時期は60年以上となっています。
もっとも耐久性がある屋根であり、長く使いたい建物や屋根のメンテナンス費用を抑えたい方に適しています。
瓦屋根は部分補修が可能な構造となっており、他の屋根材の屋根と比べて、倍以上使用可能となっているからです。
瓦(焼き製品)のメンテナンス費用は、瓦から瓦への葺き替えで、16,000円〜/㎡が目安となります。
戸建て屋根のメンテナンスが必要な時期と費用:スレート(セメント製)
戸建て屋根として、スレート(セメント製)のメンテナンス時期と費用について紹介します。
スレート(セメント製)は新築時の初期費用を安価のいしたい方に適しています。
スレート(セメント製)のメンテナンス時期は10から15年くらいで塗装メンテナンスが行われます。
スレート(セメント製)の大規模なメンテナンス時期は30年で、葺き替えかカバー工法となっています。
スレート(セメント製)のメンテナンス費用は葺き替え・カバー工法の価格は12,000円〜/㎡が目安となります。
戸建て屋根のメンテナンスが必要な時期と費用:アスファルトシングル
戸建て屋根として、アスファルトシングルのメンテナンス時期と費用について紹介します。
アスファルトシングルも初期費用を安価にしたい方に適しています。
アスファルトシングルのメンテナンス時期は15~30年くらいとなっています。
アスファルトシングルの種類によって、耐久性が異なります。
アスファルトシングルのメンテナンス費用は葺き替え・カバー工法の価格は12,000円〜/㎡が目安となります。
戸建て屋根のメンテナンスが必要な時期と費用:ガルバリウム鋼板
戸建て屋根として、ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンス時期と費用について紹介します。
金属屋根材で薄く軽いため、屋根を軽くしたい方に適しています。
ガルバリウム鋼板のメンテナンス時期は10から15年くらいで塗装メンテナンスが行われます。
ガルバリウム鋼板屋根の大規模なメンテナンス時期は30年で、葺き替えかカバー工法となっています。
ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンス費用は葺き替え・カバー工法の価格は12,000円〜/㎡が目安となります。
戸建て屋根のメンテナンスが必要な時期と費用:石付金属屋根
戸建て屋根として、石付金属屋根のメンテナンス時期と費用について紹介します。
石粒で退色が目立ちにくいので、省メンテナンスがいい方に適しています。
石付金属屋根のメンテナンス時期は30年で、葺き替えとなります。
石付金属屋根のメンテナンス費用は葺き替えの価格は12,000円〜/㎡が目安となります。
戸建て屋根のメンテナンスが必要な時期と費用:樹脂繊維セメント屋根材(樹脂セメント製)
戸建て屋根として、樹脂繊維セメント屋根材(樹脂セメント製)のメンテナンス時期と費用について紹介します。
瓦のような重厚感のあるデザインで、重量が軽い建物(屋根)に分類する屋根材にしたい方に適しています。
樹脂繊維セメント屋根材(樹脂セメント製)のメンテナンス時期は30年で、葺き替えとなります。
樹脂繊維セメント屋根材(樹脂セメント製)のメンテナンス費用は葺き替えの価格は20,000円〜/㎡が目安となります。
戸建て屋根のメンテナンスが必要な時期と費用:断熱材付横葺き
戸建て屋根として、断熱材付横葺き(ガルバリウム鋼板製)のメンテナンス時期と費用について紹介します。
ガルバリウム鋼板製横葺きの裏面に、雨音対策として薄い断熱材が設置されています。
スレート屋根のカバー工法に適しています。
断熱材付横葺きのメンテナンス時期は30年で、葺き替えとなります。
断熱材付横葺きのメンテナンス費用は葺き替えの価格は12,000円〜/㎡が目安となります。
戸建て屋根のメンテナンスが必要な時期と費用:セメント製(モニエル)
戸建て屋根として、セメント製(モニエル)のメンテナンス時期と費用について紹介します。
セメント製(モニエル)のメンテナンス時期は10~15年で塗装メンテナンスが行われます。
セメント製(モニエル)の大規模なメンテナンス時期は30年で、葺き替えとなります。
セメント製(モニエル)のメンテナンス費用は葺き替えの価格は16,000円〜/㎡が目安となります。
セメント屋根材(モニエル)は現在廃盤となっているため、新築には使用できません。
屋根材の種類ごとの特徴について詳しくはこちらの記事で解説しています。
住宅用屋根材を種類ごとにメリット・デメリット、費用相場、耐用年数を解説
戸建て屋根のメンテナンス費用を抑えるポイント①瓦を選ぶ
戸建て屋根のメンテナンス費用を抑えるポイントとして、①瓦を選ぶことがあります。
瓦は耐久性が非常に高く、60年以上もつため、屋根のメンテナンス費用を抑えることができます。
塗装メンテナンスを行ってはいけない屋根材でもあり、雨漏りが発生したときも部分補修が可能性です。
他の屋根材の屋根がどれも30年の耐久性であるため、30年で大規模なメンテナンスが行われ、大規模なメンテナンス費用が発生します。
住宅ローン最長期間35年での屋根にかかる総費用(新築+メンテナンス費)で考えると瓦が最も安価となります。
戸建て屋根のメンテナンス費用を抑えるポイント②定期点検をおこなう
戸建て屋根のメンテナンス費用を抑えるポイントとして、②定期点検をおこなうことがあります。
定期点検で不具合の原因を早期発見し、小さな問題として部分補修することで、大きな不具合を未然に防ぐことにつながります。
劣化の拡大したり、問題が広がったりすると、屋根全体の修理費用が大幅に拡大してしまいます。
結果として、定期点検をおこなうことで、屋根のトータルコストの削減につながります。
定期点検について詳しくはこちらの記事で解説しています。
屋根点検は平時に依頼するべし。信頼できる屋根屋を探しましょう!
【まとめ】戸建て屋根のメンテナンスで住まいを守ろう!
戸建て屋根のメンテナンスの必要性は大幅に高まっています。
自然災害の増加や詐欺業者の増加による屋根被害は年々増加しており、メンテナンスが住まいを守る防御策となります。
また、メンテナンス費用を抑えたいなら、選ぶ屋根材が重要となります。
もっとも屋根費用をかけたくないなら、瓦屋根が安価となります。
定期点検や見積もりのご依頼は、150年以上屋根と向き合う屋根屋「株式会社神清」へ!
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