瓦はどれくらいの強風まで耐えるの?
今年の台風被害で、瓦の耐風性能を聞かれることがあります。
現在の瓦であれば、沖縄(基準風速46m/s)でも耐えることができます。
弊社で試験した結果をご紹介します!
上の写真は、瓦の耐風性能試験を行ったときの成績書です。
試験条件としては、基準風速46m/s(沖縄)の3階建ての屋根にかかる力で引っ張り上げしても、異常なかったことを示している成績書です。
現在の瓦で、全数瓦を留め付けしておけば、台風15号の千葉県でも耐えられることを示してします。
耐風性能試験とは?
弊社は、愛知県の試験場で行います。
試験装置の架台に、実際通りの仕様で瓦を施工します。
このときは、防水シートに穴を開けないホールレス工法を評価しました。
そのため、くぎではなく、51mmのビスで留め付けしました。
ビスは瓦桟木の中で納まるため、防水シートには届かず、穴を開けないので、高防水工法と言えます。
この状態で、試験条件から算出された力で、瓦を真上に引っ張り上げます。
沖縄の3階建ての屋根のもっとも力がかかる部分では、4158N/㎡の力がかかります。
この力で、150回繰り返し引っ張っても異常がなければ、耐えることができたという成績書が発行されます。
基準風速とは、全国の市町村を30m/sから46m/sまで、分類しています。
愛知県であれば、34m/sがほとんどになります。
この耐風圧であれば、ビスをくぎに替えても、耐えることができます。
瓦メーカーに問い合わせをしていただければ、その地域に適した仕様を回答させていただきます。
図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。
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