瓦用のビスってどんなもの? 屋根の用語・Q&A 

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!
    神清(かみせい)のDr.神谷です。

    昔の瓦屋根は全部の瓦を留め付けていませんでした。
    現在は、耐震・耐風性能が求められているので、
    くぎ・ビス等で全数留め付けしています。
    どんなビスを使用しているのか、簡単にご紹介します!

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瓦用のビスってどんなもの?

今年の台風被害で、瓦の耐風性能を聞かれることがあります。

昔の瓦屋根は、瓦をくぎ等で全部は留め付けていませんでした。

瓦が飛散する原因の1つとなっています。

現在は、瓦は全数留め付けを行っていますので、耐風性能は向上して、日本のどこでも(台風の多い沖縄でも)使用できるようになっています。

コーススレッドとは?

上の写真は、瓦用のビス(コーススレッド)の一例です。

材質はステンレス製となっています。

雨によって、錆びるのを防ぐために、明確にステンレス製と定めています。

他の屋根材は、ステンレス製ではない場合も多いです。

瓦は耐久性重視なので、ビスも耐久性の高い仕様としています。

コーススレッドを使用するのは、屋根の平部、桟瓦を留め付けるときです。

上の写真は、F形防災瓦をコーススレッドで留め付けています。

沖縄などの強風地域以外は、コーススレッド1本留め付けで、十分な耐力があります。

 

パッキン付きビスとは?

瓦用ビスとして、パッキン付きビスもあります。

 

上の写真は、若井産業製のパッキン付きビスです。

パッキン付きビスは、ケラバ瓦や棟瓦など、屋根の周辺部に使用します。

上の写真は、ケラバ瓦に使用されているパッキン付きビスです。

パッキン付きビスは、ビスの頭が瓦の表面に、暴露した状態で使用されるものです。

ビスと瓦の隙間から雨水が入らないように、パッキンがついています。

コーススレッドに比べて、ビス径は太く、長さも長いものが多いです。

パッキン付きビスも材質はステンレス製となっています。

 

同じ長さであれば、くぎよりもビスの方が、瓦の耐風性能は高くなります。

海岸線や崖地など特別に風が強い立地では、くぎ留めをビス留めにすることは有効となります。

 

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