天窓瓦周辺からの雨漏り 明かり取りをふさぐ部分修理【愛知県碧南市】

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、高浜市・半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経ホームビルダー」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

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工事の概要

築70年以上の天窓瓦周辺からの雨漏り 天窓瓦を撤去・明かり取りをふさいでの部分修理

工期:1日間

築年数:約70年以上

 

天窓瓦周辺からの雨漏り やってはいけないセメントでの瓦のズレ補修が原因。

築70年以上の瓦屋根に、天窓瓦が設置されていました。

経年で、建物・瓦と微妙にズレてしまっているのですが、天窓瓦は動かずに下の明かり取りの位置と合っていました。

その分、天窓瓦周辺で瓦のズレが発生していました。

おそらく、お客様がDIYでそのズレによる瓦の隙間をセメントでふさいでありました。

このDIYは、瓦屋根でもっともやってはいけないことです。

このセメントの隙間ふさぎは、必ず雨漏りにつながります。

天窓瓦を撤去し、明かり取りをつぶして、瓦屋根の部分修理を行いました。

 

工事の手順

工事前の状態

雨漏り直後に、小屋裏を確認すると、明かり取りの周辺に雨染みが発生していました。

現在は、小屋裏空間は使用していないとのことだったので、明かり取り自体をふさぐ雨漏り修理を行うことにしました。

天窓瓦の周辺は、他の瓦との隙間を埋めるために、セメントで瓦の前後の隙間をふさいでありました。

これが雨漏りの原因でした。

1.天窓瓦および周辺の瓦を撤去

天窓瓦及び周辺の瓦を撤去します。

部分修理の場合、周辺の瓦で使えるものは再使用しますので、丁寧にはがしていきます。

2.下地を診て、雨漏りの場所・原因を確認

下地を診ると雨漏りの浸入場所やその原因を確認することができます。

土葺きの場合は、とくに、わかりやすいです。

原因をつかんだら、葺き土も撤去します。

3.明かり取りをふさぐ

屋根を復旧していきます。

明かり取りをふさぐために、野地合板を増し張りします。

4.防水シートを周辺の葺き土と重ねる

瓦・葺き土を撤去した部分に防水シートを設置します。

防水シートの上には、土留め桟を固定します。

5.瓦を復旧する

周辺の瓦と高さを合わせるために、なんばんしっくいを使用します。

周辺の70年前の瓦を新品の瓦を調整しながら葺いていきます。

天窓瓦の周辺は縦の列が上下でズレていました。

雨漏りしないように、ズレを調整するための銅板を入れました。

大きい面積をめくって、葺き直すなら、このような細工をせず、復旧することはできます。

しかし、面積が大きくなる分、費用もかかります。

極力、お客様の要望に沿うように、このような職人の細工で、部分補修することもあります。

工事のビフォー・アフター

工事前

工事後

天窓瓦・周辺からの雨漏りの部分補修の完成です!

瓦屋根の雨漏りは、葺き替えせずとも直る場合も多くあります。

 

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