瓦はいつ頃できたの? 世界の3つの説を紹介
世界では3つの説がありますので、ご紹介します。
①メソポタミア説
「メソポタミア」は歴史の教科書で習った言葉だと思います。
チグリス川とユーフラテス川の間の平野で、現在のイラクに生まれた世界最古の文明・メソポタミア文明のメソポタミアです。
古代オリエントのメソポタミア地方から出土した瓦書の形と製法が似ているので、瓦もこれと前後して作られたとする説があります。
瓦書は今から5,000年前に製作されたと推測されています。
瓦の焼物に文字が書かれている書物のことです。
②インド説
瓦の語源は梵語(ぼんご)であるということから唱えている説です。
サンスクリット語を古くは梵語と呼んでいました。
サンスクリット語は古代・中世に、インド亜大陸や東南アジアの公用語として用いられた言語です。
③中国説
中国の古書「古史考」に、夏(か)の時代に瓦を作ったという記事があることから、これを起源とするという説で、夏の時代は約4,000年前です。
これらの3つは実際には、瓦が発掘されていないので、説となっています。
現在の最古の瓦
現在の最古の瓦は、中国の陝西省(せんせいしょう)で、西周(せいしゅう)初期の宮殿遺跡から出土したもので、今から約3,000年前のものです。
この瓦は、硬くて薄く、よく仕上げられた瓦だったため、実際の起源はもっと古いのではないか?と考えれているそうです。
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