不良品瓦のリサイクル化
愛知県陶器瓦工業組合(愛陶工)の事務所棟の隣には
製造される三州瓦の中で工程上の不具合によって
不良品として排出される瓦をリサイクルする工場が
あります。
三州瓦は西三河地域(安城市や刈谷市・西尾市・豊田市)などを
中心としたあたりから採掘される三河土といわれる粘りけのある
粘土を中心として県内から集まるその他の粘土を配合して三州瓦用の
原料となる粘土がつくられています。
粘土を固めて乾燥して焼成する
そうして作られた原料の粘土をプレスして、
乾燥させて釉薬といわれる釉をかけて、焼成用の窯
(ジェットキルンやトンネルキルン)で約、1,150度で
焼き固められます。
その工程の際に、粘土を高温で焼くので、ねじれたり
粘土の中に木炭屑や石などがまれに入っている場合に
不良品が発生してしまう場合があります。
不良率は2~3%ぐらいです。
シャモット工場で粉砕します
不良瓦は愛知県陶器瓦工業組合に加盟している生産会社から
愛陶工のシャモット工場に集められて大きな粉砕設備で
粉砕されます。
0.5㎜以下に粉砕され、その粉砕された物を
シャモットと呼び、各配合所で受け取ってもらい
改めて三州瓦の原料として使用されます。
この大きなビンと呼ばれる容器には粉砕された
シャモットが入っており毎日ダンプで配達されます。
このように三州瓦は環境に配慮することを
製造工程で実施、三州瓦自体は約100年ほどの
耐久性を持っているため、環境にも優しい屋根材と
いえると思います。
神清からのお願い
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