劣化したスレート屋根は腐海(ふかい)のようだ!腐海から身を守ろう!
こんにちは~。
屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。
名古屋の屋根の上から屋並みを眺めました。
築年数が経過した住宅地の屋根を見ると新築時の屋根材の選択が大きな差となることを教えてくれます!
変色する屋根
屋根の中には、経年で変色するものがあります。
化粧スレート屋根は経年で褪色します。
外壁・サッシ・樋はまだ違和感のない建物でも、化粧スレート屋根はご覧のとおりです。
黒色の屋根材の中で、直線的に白く褪色しています。
よく見ると割れも見えます。
こちらも変色した日本瓦の屋根です。
外壁の金属材料はボロボロに錆びが発生しています。
瓦もまだらに白くなった部分がありますが、なぜか変色が著しいにも関わらずそんなに違和感はありません。
化粧スレートと比較すると変色の小さい化粧スレート屋根の方が、汚れているように感じます。
風の谷のナウシカの腐海(ふかい)?
化粧スレート屋根の褪色が著しくなり、劣化が進むとコケ・カビなども大量に発生します。
上の写真の赤丸は化粧スレート屋根が著しく劣化している状態です。
アップはこんな感じです。
まだらに黒いコケや黄色いカビが発生しています。
このような屋根を見ると私は「風の谷のナウシカ」に出てくる腐海(ふかい)を思い出します。
胞子を出すため、人はマスクをしないと生きられないという腐海の森が出てきます。
このように劣化したスレートの表面を触るとコケ・カビがボロボロととれ、風で舞い散ります。
さらに、アスベストも入っているため、それらが飛んで人体に入ったらとても危険です。
そのため、腐海をイメージしてしまいます。
(こんなイメージを持っているのは、私以外にもいるのかな?)
都会の屋根は化粧スレート屋根の比率が高く、残念ながら腐海の森が至るところにあります。
変色しない屋根
屋根材の中には、変色しない屋根もあります。
陶器瓦屋根は著しく変色することはありません。
屋根がきれいですと建物が新しく見えます。
一方、比較的あたらしい建物でも化粧スレート屋根が褪色していると家が疲れているように感じます。
みなさんは写真を見比べて、どう感じますか?
劣化した屋根は再塗装をすれば、また、何年間か状態がよくなります。
腐海の森が発生しないように、定期的なメンテナンスをお奨めいたします!
まとめ:変色する屋根と変色しない屋根があり、見た目が大きく変わるよ!
スレート屋根は変色が著しい!コケ・カビの発生で腐海のようだ!
陶器瓦屋根は著しい変色はしない!ラッキー!
スレート屋根は腐海になる前に、定期的なメンテナンスをしましょう!
神清からのお願い
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