瓦ビットは日射反射率が40%以上と高く、住宅周りに使用すると効果大ですよ~。

お問い合わせはこちら

瓦ビットは日射反射率が40%以上と高く、住宅周りに使用すると効果大ですよ!

こんにちは~。
屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。

瓦を粉砕して5〜20mmの大きさにしたものを瓦ビットといいます。

瓦は粘土を約1130℃以上の高温で焼成しています。
粘土を高温で焼成すると素焼き色(オレンジ)となりますので、瓦ビットも素焼き色になっています。

 

ビット3

 

上写真の右側の部分が瓦ビット(瓦粉砕物)です。

素焼き色(オレンジ)の瓦の表面における日射反射率を測定したところ、40%以上ありました。

ちなみに、スレート屋根(ブラック)の日射反射率は5%、粘土瓦(ブラック)20%、瓦(いぶし)20%となっています。
素焼き色はスレートの8倍以上、いぶしの2倍以上、日射を反射しますので、遮熱効果があります。

 

ビット1

 

そこで、昼間、瓦ビット(左)とコンクリート(右)の温度測定を行いました。

ビット2

 

コンクリート(右)が約50℃のときに、瓦ビット(左)は約40℃でした。

瓦ビット(左)は日射反射率がコンクリート(右)よりも高いため、約10℃温度低下しています。

さらに、瓦ビットには吸水・保水力がありますので、打ち水した場合、温度低下が持続します。

 

★瓦ビットを住宅周りで使用した場合の効果★

①照り返しを減少させる。(ヒートアイランド化防止)

②瓦ビットは吸水・保水力もある。(ヒートアイランド化防止)

③草が根を張りにくいため、草取りが容易になる。(防草効果)
④踏むとジャリジャリと音がするため防犯になる。(防犯効果)
⑤犬走りに使用する場合は雨滴の跳ね返り防止になる。(雨漏り対策)

 

住宅周り以外の工事用としては、液状化防止やグランドの排水改善、裏込材、裏埋材、盛土材などの研究も進んでいます。 (#⌒∇⌒#)ゞ

この投稿は役に立ちましたか? 役に立った 役に立たなかった 0 人中 0 人がこの 投稿 は役に立ったと言っています。

神清からのお願い

記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。

お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。

私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。

この記事に関連するサービスメニュー

関連工事メニュー

instagram
屋根の見守りラジオ