雨漏り調査・修理の事例紹介 17 ALC外壁 西三河
こんにちは〜。
屋根・雨漏りの調査員の神谷昭範です。
雨漏り調査の事例として、ALC外壁からの雨漏り事例をご紹介いたします。(西三河にて)
ALC外壁・2階建ての建物でした。
屋根は瓦屋根でしたが、軒の出はない構造になっていました。
1階天井から強風雨時に雨漏りするというものでした。
そこで、1階上のALC外壁の赤外線サーモグラフィーを撮影しました。
黒丸部分が1階雨漏り部の直上に位置します。
赤外線サーモグラフィーの熱画像では異常は見られませんでした。
1階の点検口から天井上を目視しましたが、漏水箇所がわかる痕跡はありませんでした。
そこで、目視から判断して、漏水の入口となりそうなところを時間を決めて散水しました。
ちょうど、この部分を散水するとわずかな時間で漏水を確認できました。
散水前は赤外線サーモグラフィーでは。大きな温度差は見られませんでした。
このときの可視画像です。
散水後、わずかな時間で、赤外線画像に反応があらわれました。
黒丸の部分に、水分が原因となる温度低下を示す部分が確認できました。
そこで、1階天井上を観察するとわずかに水滴を確認できました。
ALC外壁のクラック部分からの漏水が原因でした。
他にも可能性のありそうな部分に散水をしましたが、雨漏りは発生しませんでした。
ALC外壁はいたる所で、経年劣化によるクラックが発生していましたので、補修方法の提案も数パターンで行いました。
このような物件では、10年間のメンテナンス計画から考えますとトータル的には安価になる全体をしっかり補修する案をお奨めいたします。 \(^o^)/
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