軽量セメント屋根材(バンビーノ・テゴラ)の勉強会に参加しました。
粘土瓦・平板と比べて、重量が1/2と軽量であり、かつ、葺きあがりは粘土瓦と同じように厚みがあります。
化粧スレート屋根の葺き替え用屋根材としては、適しています。
模擬屋根の写真ですが、一見、平板瓦のようにも見えます。
また、隅棟では、一体廻り隅用役物もあります。
ケラバ部は差しケラバ板金が標準です。
現在、同質役物も開発中のようです。
化粧スレート屋根と比べて、空気層のある構造となっていますので、最大5℃以上遮熱効果があります。
化粧スレート屋根のリフォーム時にご検討ください。
★リフォーム方法の比較★
①化粧スレート屋根の再塗装
⇒もっとも、安価ですが、何回も行わなければならず、結局は割高となります。
再塗装の下処理中に、アスベスト飛散リスクがあります。
また、アスベスト混入屋根材を維持しますので、将来、廃棄費用も上昇します。
②化粧スレート屋根のカバー工法
⇒金属屋根材をスレートの上から設置します。
塗装に比べ費用は高く、また、アスベスト混入屋根材を屋根の上に維持します。
さらに、将来、分別廃棄となりますので、アスベスト飛散リスクや割高な廃棄費用がかかります。
③化粧スレート屋根を剥がし、バンビーノ・テゴラで葺き替え
⇒カバー工法と比較しますとスレート屋根を剥がすため、若干割高になります。
しかし、アスベスト混入屋根材を処分することができるため、将来への負の遺産は残しません。
重量は、スレート屋根と同等ですので、家への負担は増加しません。
再塗装にくらべて、塗料の耐候性がありますので、メンテナンス回数を軽減でき、トータルでは安価となります。
④化粧スレート屋根を剥がし、粘土瓦で葺き替え
⇒もっとも、お奨めです。
バンビーノ・テゴラに比べて、メンテナンスの心配がなく、トータルではさらに割安となります。
それぞれのメリット・デメリットがありますので、さらに詳しい内容についてはご相談ください。 (#⌒∇⌒#)ゞ
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