同一敷地において、屋根材の耐久性比較ができました! (築30年以上)

お問い合わせはこちら

こんにちは~。
屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。

築30年以上の同一住宅において、いろいろな屋根材が使用されていました。

同一住宅のため、屋根材の耐久性比較がわかりやすいと思いますので、ご紹介いたします。

 

kawara304

 

平屋の屋根には青色(青緑色)の日本瓦が施工されていました。


ほとんど劣化はありませんでした。

一方、赤丸はひさしに施工されているアスファルトシングルです。

kawara305

拡大してみますと、シングルはボロボロに劣化していました。
もともと緑色のシングルだったのですが、暴露されている表面部分は黒っぽく凝集しています。

赤丸の部分は、シングル釘が露出していて錆びが発生しています。
シングルが劣化(凝集・破断)していなければ、見えることのない釘です。
暴露している釘がこのように錆びていることから、かなり以前から露出し、錆びが進行したと思われます。

 

kawara301

 

上写真は瓦の谷部の谷板金です。
カラー鋼板ですが、黄丸のように錆びが発生しています。
赤丸はなんと谷板金の真ん中で、釘が打ってあります。
黒丸はシーリングの痕で、谷の真半分で板金同士をシーリングしています。

おそらく、新築当初の谷板金が劣化したため、その谷板金に半割れの板金をカバーする方式で補修したと思われます。

しかし、谷部はもっとも雨漏りしやすい部位で、その谷板金に釘で穴をあけるとは、驚きの補修方法で、絶対NGです。
また、カバーしたカラー鋼板もまた、錆びが発生していました。

 

kawara302

 

離れに、化粧スレートの下屋がありました。
後から建てたので、築30年は経過していませんが、スレートの褪色・変色が著しい状態でした。

さらに、天窓(トップライト)のわきの赤丸部分は、コケが大きく成長していました。
コケが表面で生育するのもスレートの特徴です。

 

たまたま、このお宅では、瓦、アスファルトシングル、金属板金、スレートと4種類の屋根材が使用されていました。
瓦はあまり劣化がなく、耐久性があることが確認できました。
他の屋根材は劣化していて、メンテナンスが必要な状態でした。

 

kawara303

また、このお宅では縦樋の部分に、土埃などが詰まっていました。

 

住宅の屋根周辺に落ち葉が堆積する状態ではなくでも、土埃で樋がつまっていました。
縦樋が詰まると雨がオーバーフローして、外壁に雨水が大量に流下するため、雨漏りのリスクとなります。
点検・メンテナンス・対策が必要ですね!

(#⌒∇⌒#)ゞ

 

 

 

この投稿は役に立ちましたか? 役に立った 役に立たなかった 0 人中 0 人がこの 投稿 は役に立ったと言っています。

神清からのお願い

記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。

お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。

私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。

この記事に関連するサービスメニュー

関連工事メニュー

instagram
屋根の見守りラジオ